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イベント情報 2017.07.20

新型VRデバイスの発表に期待 Oculus、開発者会議OC4参加登録開始

Oculusは、10月11、12日にサンノゼで開催する開発者会議Oculus Connect4(OC4)の参加者登録を開始しました。Oculus ConnectはOculusが毎年開催している開発者向けカンファレンスです。

Oculus Connectは、世界のVR業界関係者が注目するイベントの1つです。2016年10月に開催されたOculus Connect3(OC3)では、基調講演で親会社であるフェイスブック社CEO、マーク・ザッカーバーグ氏が登壇したほか、将来のビジョンや一体型VRヘッドセットのお披露目、VRコンテンツの制作に関するさまざまな講演、開発中のものを含めたコンテンツのデモ展示が行われました。

参加費用

OC4に参加するための通常パスは400ドル(約4.4万円)。8月21日までの登録で早割により300ドルで購入可能です。また、割引等は以下の表の通り。パスの購入・参加者登録はOculus Connect 4の公式ウェブサイトから行えます。

早割(8月21日以前購入) 通常

299ドル

早割 開発者

199ドル

早割 学生、アカデミック

99ドル

通常(8月21日以降購入)

399ドル

新デバイスの発表に期待

カンファレスのスケジュールや基調講演の登壇者は完全には公開されていませんが、公式サイトには”新たな機能”を仄めかす文言が記されています。

Oculusは、これまでのOculus Connectにおいて同社が開発する新型デバイスに関する何らかのお披露目を行ってきました。OC4でも新デバイスの発表に最も期待が集まります。

期待されるのは、昨年のOC3で公開されたPCやスマートフォンを使用しない一体型VRヘッドセット「Santa Cruz」の製品版に関する情報、先日噂が明らかになった廉価版一体型VRヘッドセット「Pacific」の詳報、また2016年4月に発売されたPC向けVRヘッドマウントディスプレイOculus Riftの次期モデルに関する情報などが挙げられます。

別途、VRにおいて手の動きを再現するためのコントローラーの研究も行っていることが明らかになっており、周辺機器に関する発表にも注目です。さらに、2016年のOC3基調講演でOculusのリサーチ部門のトップであるマイケル・エイブラッシュ氏が言及した「現実を反映したVR=Augmented VR」など、VR研究開発の最先端を走る企業としての最新のビジョンの共有にも注目したいところです。

OC4ではVRのみならずARに関する情報にも確度は高くありませんが期待されます。親会社のフェイスブックは2017年6月にARを重点領域とすることを発表しており、エイブラッシュ氏はARに関するビジョンを貴重講演で語っています。

30以上のセッションを用意

Oculus社によると、講演パートであるセッションでは、ゲーム、インタラクティブエンターテインメント、映画、芸術、教育の世界各地のクリエイターが講演や、ライトニングトークなど30以上のセッションを用意しているとのことです。

デザイン関連では、クロスプラットフォームの共同作業や、物語のデザイン、ソーシャル、ストーリーテリングテクニック、サウンド、ルームスケールなどについての講演が予定され、開発者向けには、技術的な問題について深く掘り下げるほか、ロードマップのレビューを行い、最新のワークフローなどが公開されます。

また、VRコンテンツのシステムを成長させながら、ブランドを構築しているか。既知のIPを活用しているか、プロジェクトへの資金提供といった拡大についての話や、視覚だけでなく触覚からAI、新興アプリケーションについてなどの今後の未来についての講演が予定されています。

Oculus Connect 4は10月11日と12日の2日間、カリフォルニア州サンノゼにあるMcEneryコンベンションセンターで開催されます。

(参考)
Oculus connectー(英語)
https://www.oculusconnect.com/
Apply Now to Attend OC4ー(英語)
https://www.oculus.com/blog/apply-now-to-attend-oc4/
Applications Now Open for Oculus Connect 4 Developer Conferenceー(英語)
https://www.roadtovr.com/oculus-connect-4-registration-application-pricing/


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