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Oculus Go 2018.01.05

199ドルの一体型VRヘッドセットOculus Go、製品化近づく

FCC(米国通信委員会)のテストレポートより、Oculus社が開発中の新たなコントローラーが発見されました。同デバイスは2018年初頭に発売予定の一体型VRヘッドセット「Oculus Go」のものと推測されます。

Oculus Go専用コントローラーが開発か

Oculus Goは、昨年10月に発表された、一体型VRヘッドセットです。動き回るコンテンツには適さないものの、モバイルVRヘッドセットのGear VR相当の体験ができると予想されています。座って体験するコンテンツや360度動画鑑賞などを199ドル(約22,000円)の安価で楽しめるものとして期待されています。

昨年末より開発者版の出荷が始まっており、本体の写真などが明らかになってきました。そして、今回存在が認められたOculusのコントローラーも、Oculus Goに関連するものと推測されています。

FCCのレポートで発覚したコントローラーは、その画像などはまだ明かされていません。バッテリー駆動の手に持つコントローラーであり、Bluetooth 4.1に対応しています。Gear VR向けコントローラーと同じく手の動きは回転のみ認識されます。

電力要件は1.5V、190mAとOculus Touchと同等の数値です。一方、最大出力はOculus Touchの2.89mWに対して0.9mWと、大幅に減少しています。

Oculus Goとの明確な関係には言及されていませんが、リリースが2018年初頭とされている同ヘッドセットが有力候補と考えられます。

FCC(米国通信委員会)は、米国で無線機器を販売する際に承認を行う機関です。現在発表されているのはコントローラーのラベルとバッテリーの内蔵位置を示す画像のみですが、FCCの決まりでは遅くとも2018年6月にはデバイスの画像が公表されます。

(参考)
Oculus ‘Handheld Controller’ Passes FCC Testing, Possible Oculus GO 3DoF Controller / Road to VR(英語)
https://www.roadtovr.com/oculus-handheld-controller-passes-fcc-testing-possible-oculus-go-3dof-controller/

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