Oculus、AR/MRの眼鏡型デバイスに繋がるディスプレイ技術の特許公開

Oculus社のWanli Chi氏、Pasi Saarikko氏、Hee Yoon Lee氏によって提案されたディスプレイに関する特許が新たに公開されました。本特許はAR、VR、MRの眼鏡型デバイスで用いるための導光板ディスプレイに関するもの。親会社であるフェイスブックを含め同社は、メガネ型デバイスがVR/AR/MRの到達点であるとのビジョンを示しており、研究開発を進めていることが分かります。

OculusもAR、MRデバイスを検討中

今回公開された特許によると、ディスプレイ部分には、ディスプレイに画像を表示するための光源や、レンズ、ミラー、それらを制御するためのコントローラーが含まれています。また、ディスプレイとは別にオーディオ機能を実現するためのイヤホンやスピーカーをこのデバイスに載せることも言及されています。


下図は上図のディスプレイ部分における具体的な各装置の配置を表したものです。

今回公開された特許では具体的な発表日時などは記載されていませんが、同社がVRヘッドセットだけでなく、AR、MRディスプレイについても検討を続けていることは確かです。

導光板ディスプレイはソニーが既に販売済み 高画質化や位置トラッキング内蔵といった差別化が必要

Oculus社が公開した導光板ディスプレイに関する特許ですが、ソニーは同じ方式を用いたディスプレイをSmart Eye Glass(SED-E1)という名称で既に販売しています。Smart Eye Glassは、Google GlassやEPSON MOVERIOのように現実世界に情報を重畳して見せるユースケースを紹介しています。しかし、これらのディスプレイは位置トラッキング機能はないため、GPSやスマートフォンに内蔵されているような各種センサー情報を使って表示を切り替えています。したがって、Oculus社が検討しているAR、MRヘッドセットがマイクロソフトのHololensと同じように位置トラッキングも対応するのか、また画質が他社と比べてどのように異なるかなど今後の続報に注目です。

(参考)
United States Patent and Trademark Office / WAVEGUIDE DISPLAY WITH TWO-DIMENSIONAL SCANNER(英語)
http://pdfaiw.uspto.gov/.aiw?PageNum=0&docid;=20170235143&IDKey;=2E56872310AB&HomeUrl;=http%3A%2F%2Fappft.uspto.gov%2Fnetacgi%2Fnph-Parser%3FSect1%3DPTO1%2526Sect2%3DHITOFF%2526d%3DPG01%2526p%3D1%2526u%3D%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsrchnum.html%2526r%3D1%2526f%3DG%2526l%3D50%2526s1%3D20170235143.PGNR.%2526OS%3D%2526RS%3D

ソニーのスマートグラス用モジュール LMX-001 holographic waveguide display
https://developer.sony.com/ja/lmx-001-holographic-waveguide-display/

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この記事を書いた人

  • あつぽん

    日本でMRシステムの開発に携わった後アメリカへ渡り、VR/MRシステムを企業へ導入するための検討・開発に従事。現在は日本在住。

    人間の能力そのものを拡張させるテクノロジー「ヒューマンオーグメンテーション」のコンセプトに惹かれ、その界隈の動向に強い関心を持っています。その中で実用化フェーズにあるVR/MRの盛り上がりをより広い範囲へわかりやすく伝えていきたいと思っています。

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