VRコンテンツ開発のノウハウを共有。Oculus Rift勉強会に150人以上が参加

5月30日。都内で、Oculus RiftなどのVRコンテンツの開発者の勉強会「OcuBen」が開催された。勉強会は渋谷ヒカリエにあるDeNA本社の会議室にて行われ、ゲーム会社、IT企業からベンチャー企業に所属する社会人から学生までが、全国各地から150人程集まりました。今回はその内容を一部紹介しようと思います。

※なお、筆者は、Oculus Riftを今年に入ってから体験したばかりの、初心者です。

第2回となる今回のoculus勉強会のテーマは「Mobile VRの可能性を考える」でした。Mobile VRとは、スマートフォンを装着して使用するヘッドマウントディスプレイのこと。サムスンのGear VRやGoogleのCardboard、ハコスコなどがあります。

開発者が次々と講演を行い、最後に体験会兼懇親会が開催されました。講演会は、開発者向けの技術的な話が中心でしたが、「著作権に関する講義」や「こどもがOculusダメな理由」など、多岐にわたる講演が行われました。体験会では、多くの開発者の方が面白いコンテンツを展示しており、VRの初心者である筆者もVRに関わる開発者の熱気を感じられる会となっていました。

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「Dverse Inc.」の沼倉正吾氏による「モバイルVRの最新動向」という講演です。アメリカで3月に開催されたSXSWという巨大なコミケのようなイベントに参加した報告がありました。SXSWでは、30以上のVR関連のセッションが開かれており、公式なイベントだけで無く非公式なものも、近くのレストランでも開かれていたとのこと。そして、海外のVRコンテンツはVRはCGによる没入感だけでなく、物語としての没入感を重視する傾向が強いといった考察もありました。

 

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「キッズプレート」の茂出木健太郎氏による「ルクルク」というスマホアプリのプレゼンでした。スクリーン上の画像をアプリで読み込むと、自分のスマホで360°映像コンテンツとして楽しめるというものです。画像さえ認識できればスクリーンから紙まで、何を通しても大丈夫であるという強みがあるので、広告などの様々な媒体で今後活躍する事が期待されます。非常に手軽に360°のコンテンツが見られるアプリだったので、ハコスコ等を持っていない私でも楽しめるアプリでした。
※このアプリはハコスコやGoogle Cardboard等のVRデバイスにも対応しています。

体験会にて

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講演会後の体験会では先ほど紹介した「ルクルク」や体を動かしながらできるゲームなど、あわせて十点ほどのコンテンツ展示がされていました。また、個人的に興味があったのは、VRC2015の一次審査通過作品として以前の記事でも紹介した、LANTERN ROOMS社の「OcumaRion!」です。現実の人形を動かすとVR内のキャラクターがその通りに動くという、VR人形遊びが体験できるコンテンツです。ただ手足を動かすだけの普通の人形遊びに留まらず、特定のポージングをさせると声を出して反応したりなどと、現実とVRが人形を介して繋がっている点が非常に興味深いものとなっていました。

また、そらす(@sorasu2113)氏のユニティちゃんが膝枕をしてくれるアプリも 、とても興味深いものでした。GearVRを装着するとそこは保健室のベッドの上。見上げると、ユニティちゃんが膝枕をした状態でこちらを見つめています。そらすさんは究極のリラクゼーション体験を目指しており、その他にも真っ暗闇の中で1本の蝋燭を見つめながら お経を聞き続けるという独創的なアプリも展示していました。

この記事を書いた人

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    先端技術好きなデザイナー。VRでは、MVコンセプトアート制作や360度カメラを使用した企画に関わる。多摩美術大中退、CI開発から書籍装丁等の様々なデザイン業務に従事。 THETA LOVERだゾ。

    Twitter:@sayamecci

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