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活用事例 2017.10.13

VR不動産内覧のナーブ、約4.6億円を資金調達

2017年10月13日、VRコンテンツのプラットフォームを提供するナーブ株式会社は、シリーズBで総額約4.6億円の資金調達を行ったことを発表しました。調達資金はVR領域における技術力追求のための人材の確保と営業・マーケティング体制の強化に当てられるとのことです。

出資元は、ニッセイ・キャピタル株式会社の運営ファンド、Spiral Ventures Japanの運営ファンド、三菱地所およびギガプライズの4社。同社の資金調達は今回で総額7億円を超えたことになります。


同社代表取締役 多田英起氏

ナーブは、不動産事業・観光事業・ブライダル事業・などの事業分野で利⽤可能な企業向けVRコンテンツ配信プラットフォーム「ナーブ・クラウド」を開発しています。同プラットフォームは、VRコンテンツの収集・管理・配信のための機能を備えており、開発キットを⽤いてさまざまなアプリケーションと統合することが可能となっています。

同社の主力事業である「VR内見」は、不動産業において導入されており、近日、中小不動産業へのシェアが高まっているとのこと。

VR内見は、物件を探している利用者が現場に行くことなく不動産の店舗で内見ができるシステムです。同システムは、事前に図面では把握しきれない物件を目で見ることができるという特徴があります。VR内見には、同社開発のVRゴーグル「CREWL(クルール)」が使用されます。

また同社は、不動産 VR の他にも、全日本空輸株式会社へ技術提供したバーチャル旅行「ANA VIRTUAL TRIP」や、タブレット端末を通して不動産物件紹介や旅行ツアー説明の接客が受けられる、ブース型遠隔接客無人店舗「どこでもストア」を開発しています。同ブースにはVRゴーグルが設置されており、不動産店舗と同様にVR内見を利用することが可能です。


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