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業界動向 2019.06.01

NTT、座っていても“歩いている感覚”を再現 新たなVRでの歩行表現へ

日本電信電話株式会社(NTT)は、座ったままの状態で、あたかも歩いたような感覚を作り出す技術を開発した旨を発表しました。本技術を用いることで、「VR空間などにおいて多様な移動表現を実現できる」としています。

本技術は「座っている体験者に対して、視聴覚情報に加え、足裏への振動刺激を与えることで歩行感覚を生成する」ものです。歩行時に生じるような振動波形や歩行周期、タイミングといった特徴が一致する刺激を足の裏に与えることで、歩行に近い感覚を作り出しています。

今後NTTは「4D映画館やVRアミューズメント施設などでのVR空間内の歩行体験を高めるための要素技術として、本技術の応用の検討を進める」とコメント。また、歩く動作だけでなく、走る、スキップといった多様な歩行感覚の表現するとともに、体験者の足踏みなどの運動入力と連携して歩行感覚を生み出すための方法論の確立を目指すとしています。

(参考)日本電信電話株式会社


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