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話題 2018.03.13

『スポンジボブ』のニコロデオン、施設向けVRを展開

3月9日、『スポンジ・ボブ』などのキッズ向けエンターテインメント事業を展開する米ニコロデオン社が、VR体験施設のIMAX VRで複数人でVR体験ができる『SlimeZone』をオープンしました。

2018年3月現在、『SlimeZone』はアメリカのロサンゼルスやニューヨーク、カナダのトロントにあるIMAX VRで体験可能です。今後は上海、バンコク、マンチェスターといった都市への展開も予定されています。

現実世界とVR世界で一緒に遊べる

『SlimeZone』は自分のアバターを作成し、バスケットボールや3Dペイント、スライムまみれになるバトル。ニコロデオンのアニメ視聴などを複数人で楽しめるVR体験です。

このコンテンツは、友人や家族など、VRを体験中でない人も一緒に楽しむことができます。VRを体験中でない人は、バーチャルドローンを飛ばしてニコロデオンのVR世界を探索したり、VR体験中のプレイヤーにスライムを投げつけたりできる「スペクテイターモード」での参加します。

キッズ・ファミリー向けに開発

IMAXで企業開発兼シアターオペレーションのエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるデヴィッド・キャンベル氏は、「IMAX VRは、高度なソーシャルグループ体験ができる場として設計されました。ニコロデオンのVR体験『SlimeZone』は、この施設にとって最適なVR体験と言えるでしょう。IMAX VRの利用者の方々だけが、家族や友人たちと楽しめるこのエキサイティングな仮想世界を体験できることに、とても興奮しています。」と語っています。

ニコロデオンは、最先端技術の長期的な開発に取り組むニコロデオン・エンターテイメント・ラボを2017年に開設しています。このラボでは、VRやAR、MR(複合現実)、AIを活用して、次世代の子どもたちに物語を伝えるための新しい技術を研究しています。IMAXとの連携以外にも、ニコロデオン本体はロケーションベースのVRスタートアップDreamscape Immersiveへの出資も行っています。今後、ニコロデオンの著作物を使用し、子供や家族向けの新しい体験が登場することが予想されます。

IMAX VRについてはこちらの記事でも紹介しています。

(参考)VRScoutNickelodeon(Twitter)
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