超低遅延・高品質なクラウドをVRへ 米企業が800万ドル調達

クラウドベースでのVRの実現を目指しているNGCodecはシリーズAで800万ドル(約9億円)の資金調達を行ったと発表しました。

アメリカ国立科学財団らが参加

NGCodec社は2018年1月上旬にラスベガスにで開催されていたCES 2018の期間中にシリーズAについて発表し、これまでの資金と合わせて総資金1,590万ドルを調達しました。今回のラウンドには本社をカリフォルニア州サンノゼに構える大手半導体メーカーのザイリンクスやアメリカ国立科学財団、Belmore Capitalなどが参加しています。

データ圧縮技術開発

NGCodec社は2012年の創業以来、超低遅延で高品質のビデオデータ圧縮技術を開発してきました。この技術により、クラウド上にあるVRアプリケーションを任意のユーザーのVRヘッドセットに高速配信し、パソコンを繋いでいるようなパフォーマンスをコードレスで実現することを目指しています。

5G時代に大きな期待

2020年を目処に、大容量超高速伝送を実現した5G(第5世代移動通信システム)が普及し始め、それに伴いゲーミングPCと繋いで行うような現在のVR利用シーンが変わることが予想されています。

より品質が上がっていくVRコンテンツを手軽に手元のヘッドセットで快適に体験するための1つの方策として、クラウド上でVRアプリの処理を行う技術にも期待したいところです。

(NGCodec公式ページ)
https://ngcodec.com/#next-gen-vid

(参考)
CES 2018: NGCodec Closes $8M Series A Investment, Aiming to Make Low Latency Cloud-based VR a Reality https://www.roadtovr.com/ngcodec-closes-8m-series-a-funding-announces/

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この記事を書いた人

  • 田口大智

    明治大学文学部フランス文学専攻に在学中。明治大学硬式野球部引退と同時に休学し、日本マイクロソフトのインターンに9ヶ月間参加。Microsoft Azure やHoloLens 等の啓蒙活動に携わる。現在は米国ワシントン州シアトルに留学中。Twitter:@_taccho