【レビュー】新型Gear VR、操作性が一気に向上 コントローラーを使ってカンタン操作

VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)Gear VRは、スマートフォンを装着して高品質なVR体験が可能です。2015年12月の一般発売以来、全世界では500万台以上を出荷しています。Gear VRは毎年マイナーチェンジが行われており、その2017年モデルが2017年2月に発表されました。

おさらい:新型Gear VR最大の特長はコントローラー

Gear VR2017年モデル(新型Gear VR)の最大の特長は手で持つコントローラーが付属することです。これまでのGear VRの操作はVRHMDの側面にあるタッチパッドに指を当てるか、Bluetoooth接続する市販のゲームパッドを使用するしかありませんでした。

コントローラーは、大きめのリモコン、小さめのHTC Vive向けコントローラーのような形状で、前面上部にはタッチパッドが、その下に「戻る」ボタンと「ホーム」ボタンがあります。PC向けVRHMDであるOculus RiftのコントローラーTouchやHTC Viveのコントローラーのように位置はトラッキングしないため、このコントローラーはあくまでも「回転」のみのトラッキングとなります。


手に持ってみたところ。男性の指でちょうどフィットする程度の大きさ

そして裏側にはトリガーボタンがあり、「決定」などはこのトリガーで行う点がTouchなどと共通しています。

なお、この新型Gear VRは北米では4月末からすでに発売されています。本体とコントローラーがセットの場合129ドルで、コントローラー単体では39ドルで販売されています。このコントローラーは過去のGear VRとも互換性があります。

2017年5月8日から9日まで開催された『Unite』では、この新型Gear VRが国内初展示されていました。今回はその体験レポートとなります。

『Gear VR Controller』

Uniteでは、新登場のコントローラーを使ったデモが展示されました。このコントローラー弓矢のシューティングゲームや宇宙船に乗ってのシューティング、線をつなげていくパズルゲームなどコントローラーを使ったコンテンツを体験できました。

コントローラーの位置は体の前にあるように設定するため、手の位置を大きく動かしてゲームを始めると場合によっては正面の位置が真横を向いていることもありました。その場合は位置を再設定してから開始しなければなりません。

しかし、宇宙で戦闘機に乗ってドッグファイトを繰り広げる『End Space』では、正面にコントローラーがあることを利用しています。コントローラーを立て、戦闘機の操縦桿を持つように掴むことで、本当の宇宙船を操縦しているかのように操縦できます。コントローラーを倒した方向に宇宙船が進むため、ゲームパッドより体の動きとVR内の動きが一致し没入感があります。Gear VRのみの場合は見ている方向に宇宙船が曲がるため、敵がどこかと見回すことが困難になりますが、コントローラーがあることで進行方向を気にすることなく周りを見回せることができている利点です。

360度映像やゲームをする際、Gear VRは操作をするために右手を挙げていなければならず長時間利用すると疲れてしまうことがありました。コントローラーにより解消され、コントローラーにあったゲームやアプリが開発されることで、よりどこでもVRを体験できることが広まるかもしれません。

コントローラーは単4電池で駆動するとのこと。電池の分重くはなりますが展示で使用する際には電池式は替えればすぐに使えるため向いているかもしれません。

現時点では新型Gear VRとコントローラーの国内発売は未定です。展示会への出展があったことからも近日中に発売されるのではないかと期待したいところです。

 

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