インターネットが大好きなば~ちゃるな~す・名取さな。配信では「せんせえ」と呼称される視聴者とバチバチのプロレスを繰り広げながら、楽しくトークを繰り広げています。また2019年9月にはオリジナルソング「さなのおうた。」を発表。同年11月にはフィギュアも公開されるなど、精力的に活躍中です。
そんな彼女の初のソロイベント「さなのばくたん。-バースデイ・サナトリウム- Powered by mouse」が3月7日(土)に開催されます。今回はイベントに対しての意気込みと、インターネットの申し子と言われる彼女の活動の裏話をお聞きしました。
踏ん切りがつかなかったソロイベント
―まずは自己紹介をお願いします。
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名取:
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おはようございナース! ば~ちゃるな~すの名取さなです。普段はインターネットのネタを使って、ファンの方々と雑談をしたりプロレスをしたり、たまに下手なゲームで遊んだりしております。
―3月7日のお誕生日イベント「さなのばくたん。」についてお聞かせください。大体いつ頃から企画されていましたか?
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名取:
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昨年の10月頭くらいです。9月にオリジナルソングを出したのがきっかけで、今回の共同主催の方から「ソロイベントをやりませんか?」とお声掛けいただきました。実は名取はずっとソロイベントをお断りしてきたんです。どうしても勇気というか踏ん切りがつかなくて。ニコニコ超会議のようにいっぱいVTuberがいる中の1人だったらいいんですけど、自分だけだとすごい不安なので…。ソロは「また機会があったら…」みたいな感じでした。
―これは意外です。「個人」で活動されていたのが、今は「いろいろな方に協力してもらった」と以前配信の中でおっしゃっていましたが、その辺りも関係あるんでしょうか。
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名取:
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そうですね。超会議での3Dお披露目や「さなのおうた。」のPV&音楽制作などを、関係者の方々と相談しながら進行していくうちに、人にサポートいただくことに慣れたんだと思います。そういった経験を経てようやく「じゃあ(スタッフの方に手伝ってもらいながら)ステージに立つか!」という決心ができました。実際のところ、色んな人に助けてもらうのってめちゃ大変でしたけど…。
―「助けてもらうのが大変」というのはどのようなことでしょう?
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名取:
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デビューしてからずっと1人でやっていたので「来週配信だけど新衣装ほしいな」と思いついたら、一晩で夜なべして衣装作っていたんです。自分のできる範囲なら無茶できるし、人の都合を考えなくて良いので気が楽でした。だから他の人に「来週までに新衣装ほしいんです!」って突然注文したら、絶対ブン殴られるだろうと(笑)。今は若干ですが人の助けを借りられるようになってきたんじゃないかなと思います。
―今回のソロイベントほど大規模であれば、話し合いも綿密にされたのではないでしょうか?
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名取:
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こんなに話し合ったの初めてって思えるくらいです。いろんな担当の方と意見のやり取りをしました。
名取さなが目指すイベントの形
―名取さんが今回のイベントで目指しているものは何でしょうか?
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名取:
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イベントが終わった後、感想を長文で書きたくなるようなイベントにしたいです! オタクの感情あふれるブログがめちゃくちゃ好きなんですよ。「初めてnoteに書くけど付き合ってくれや」みたいな感じのオタクを見たいので、そんな力を起こさせるようなイベントにしたいですね。
―これまでもそういった長文感想が寄せられたことはありましたか?
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名取:
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やっぱり一対一でお話するスタイルのイベントの時は、何件か「救われた!」みたいな感想エントリーを見ましたね。VTuberと1対1で会話する機会ってないじゃないですか。なので感情が動いていたようですね。
―情熱的ですね…今回の企画は、1対1のイベントの時とは違った雰囲気になりますか?
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名取:
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今回は、名取対「せんせえ」という感じですね。みんなが一体感を得られるようなイベントにしたいです。以前の配信で、せんせえがたに「実際のところ1対1で名取とお話するのって、どうなんですか?」って聞いたことがあるんです。すると直接お話したい方も多かったんですけど、中には「自分を個として認識されたくない」、「名取と一対一で会話するのは解釈違いだけど、リアルでVを浴びたい」という意見もありました。そうした声に応えられればと思っています。
―リアルイベントを開催するにあたって影響を受けたVTuberの方はいますか?
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名取:
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月ノ美兎ちゃんの「アーティスト生活向上委員会」は、いつもの配信の企画のようでありながら、歌も大事にしていて、すごくよかったです。イベントのスタッフさんに「これこれ! こういうのがやりたいんです!」って話しました。
名取さなとせんせえがたの幼馴染ごっこ
―3月16日デビューの名取さなさんは、3月7日の「さなのばくたん。」の時点で、ほぼ活動2周年目になります。そもそもデビュー当初は“バーチャルYouTuber”をどのように捉えていましたか?
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名取:
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“バーチャルYouTuber”は動画を投稿する人、YouTuberさんのバーチャル版というイメージがありました。当時はまだ“VTuber”という言葉もありませんでしたよね。最初は「動画じゃないとだめなのかな?」と思っていたので大変だったのですが、今は配信でより近い距離でお話できるようになったので、よかったなと思ってます。
―配信でせんせえがたと会話することの魅力はなんでしょうか?
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名取:
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名取が想定していた返しと全然違う返しが返ってくるところですね。リアルタイムだと一緒にコンテンツを作っている感じがあります。
―名取さんのコメント欄はプロレス感のある言葉が飛び交っているイメージです。
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名取:
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みんな言葉遊びが上手なんです! 名取はコメントがないと配信できないですね。
―当初はコメント欄の過激な言葉に泣いてしまうんじゃないかと勝手に心配しておりました。
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名取:
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わかるー!! 初期の頃はマシュマロでも「強い言葉で言われて本当は傷ついていませんか、心配です」って声がたくさんあったんですよね。それを読んで「確かに!」と思っていました(笑)。初期はいわゆる「インターネットの方々」が集まった感じでしたね。名取もインターネットのレスバトルの感じには慣れていたので楽しかったです。一番最初にバズったのが「カウントダウン雑魚」(※「3、2、1、ザーコ」というセリフネタ。現在は控えてほしいとのこと)でちゃんと名取に負けられる方々がたくさんいたんですよ。バズリの理由がそれだったので、その後うまくコントロールするのが大変でしたね…。ただ、チャット欄との会話自体は割とすぐの段階でやりとりの息が合うようになっていたと思います。
―バーベキュー回の、名取さんがチャットを読んで泣く演技をするシーンは、ネタか本気か判別できない緊張感がありました。ネタと分かったときにホッとしたのを覚えています。
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名取:
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それも、せんせえがたが「名取には、かわいいっていうより『うっさ、コミュ抜けるわ』みたいに言ったほうが喜ぶんや!」と考えてくれているからこそ、成立しているんだと思います。実際エゴサしてみると「心を鬼にしてコメントしている」って意見がありました(笑)配信内で“仲良し幼馴染ごっこ”を一緒にやっているような感じですね。それくらいの距離感が一番楽しいんじゃないかな。
―名取さんからせんせえがたに対して意図的に厳しくされることはありますか?
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名取:
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ありますねー。割と強い言葉を使って反応を待つことがあります。ただ名取の一言を引きずる方もいるので心配になっちゃうんですよ! ゲームで名取に指示厨(※配信者のプレイに指示を出すリスナー)的なことをする人に「全然だめじゃん! 指示厨うそついたな! このやろ!」みたいなことを割と強めに言うと、あとから「本当にごめんね、あってると思ったんだけど違ったみたいだった」みたいなコメントが返っててくることもありました。言い過ぎないバランスって難しいですね。
―視聴者的には名取さんの強い態度が好きという方が多いように感じられます。
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名取:
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そうですね。だから名取も割と小突きがちなんですけど、本人からすると割とハラハラするみたいですね。あくまでも楽しんでほしいので、ラインを越えないようには気をつけています。
―配信中、ファンに楽しんでもらうために心がけていることは何でしょうか?
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名取:
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言葉選びです。せんせえがたは配信を楽しみに来てくれるわけだから、愚痴は聞かせたくないと思っています。名取的には悲鳴は聞かせたくないんですけれども、ホラゲとかは、せんせえがたは楽しい(?)みたいなので……「たまにはやってやろうかな~」って感じです。
―たしかに名取さんの配信では、ネガティブな発言は非常に少ないように思います。
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名取:
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あんまり言いたくないですね! ネガティブなことがあっても裏で解決したい。憶測を呼んで他のVTuberのみんなにも迷惑をかけかねないし!
―せんせえがたにとっては安心して配信を視聴できますね。
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名取:
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悪いハラハラはさせたくないんです。意味もなく「大切なお知らせ」とか「重要なお知らせ」とか書かないようにしています(笑)。お知らせがあるときは、ソワソワさせないように「嬉しいお知らせ」とか「朗報」とかつけるようにして…こっちもきをつかってるんですよ!!(笑)
掲示板の人たちを仲間だと思って育ってきた
―名取さんといえばインターネットによく通じているイメージがありますが、いつ頃からネットで遊ばれていましたか?
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名取:
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小学生くらいに掲示板荒らしをしていましたね…。少女漫画が好きで、お絵かき掲示板を荒らしたりしていて。
―荒らし!? 楽しんでいただけではなく?
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名取:
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普段はHN(ハンドルネーム)で楽しく会話をしているコミュニティーだったんですよ。当時の名取はその流れをぶちこわしたくなってしまったのか、匿名で荒らしまくっちゃって。最終的には常連の人たちに「サイバーポリスに通報します」って言われちゃって、泣きながら謝罪文を書いたんです。ビビリすぎて手が震えて、タイピングをめちゃくちゃミスってしまいました。そのせいで「こんなふざけた誤字脱字だらけの文章、反省しているとは思えません」とより怒らせてしまったんです(笑)。インターネットで悪いことはできませんね…。
―逆にインターネットでポジティブな刺激を受けたことはありますか?
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名取:
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小学生で痛い目を見てからは「インターネットに書き込みをしてはならない! 足がつくから」みたいな感じで、ROM専(※ネットに書き込まず、見るだけに徹すること)なんですよね。なのでインターネットから受けたプラスの刺激なんてなかった気がします。リテラシーが若干向上したくらいかな? 今は穏やかにやり取りをこなせていますが、基本的にインターネットはクソだと思います!(笑)
―昨年行われた「カップル板コピペ読み上げ配信」も、懐かしいネタが満載で印象的でした。
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名取:
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あの配信は秋頃唐突に思いついてメモしていた企画です。ネタを探すため久しぶりにカップル板を見に行きましたが、今はもうスパムだらけになって、まともに機能してませんでしたね。残念です。
―インターネットではエゴサーチをよくされていますか?
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名取:
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Twitterのエゴサはかなりしてますねえ! タイミングによっては1分以内にエゴサリプしちゃったりして「怖…」って言われることがあります。全てに反応しきれない不公平もあるので頻繁にはエゴサリプしてないですけど、見てるぞ…と。(笑)
―配信ではよく2ちゃんネタを出してますよね。ファンの反応はいいイメージがあるのですが、いかがですか?
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名取:
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インターネットのネタは不意に拾われると「どうしよう!」って慌てますね。正直どうしても染み付いてしまっているものが出てしまうだけなんですよ!
―現在、名取さんのインターネット的なネタを知らない若い世代の視聴者も多いと思いますが、そういった方々の反応はどうでしょうか?
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名取:
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最初は「名取かわいい!」って言ってくれていた方々も、徐々に「ここはちょっとノリが違うみたいですねえ?」と気づいて、口調がさなちゃんねるに染まっていくようです。そんな流れを、エゴサで観測できますね。戦いの中で成長している…進化ってヤツなんですね。染めていってます(笑)
―一部の視聴者は名取さんのことを“ネットミーム生産装置”のように捉えている面があります。ご自身の発言がそのままスラングとして流行している現状を、実際どう思われていますか?
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名取:
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「そこを拾うのか?」みたいに意外と思うことがありますね。特に狙って発言しているわけではないんです。名取が狙ってるのはダジャレぐらいなので!
―あまり名取さんのダジャレが流行しているという印象はありませんが…。
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名取:
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おかしいですね。みんなが使ってくださっても全然構わないんですけどねー…。
―Twitterでの「むんむんむぴっぴ」というツイートが話題になったのは印象的でした。
【なんの曲でしょう?】ズンドコズンドコぷにゃっぷ!…ほにゃにゃにゃ〜〜むんむんむぴっぴ!むんむんむぴっぴ!むんむんむぴっぴ!むんむんむぴっぴ!ぷにゃお〜〜〜〜うにゃにゃぴよぴよ〜〜(むんむんむぴっぴ!むんむんむぴっぴ!)
— 名取さな🍆ば〜ちゃるな〜す (@sana_natori) July 24, 2018
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名取:
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本気でそう聞こえるから言っただけなんですよ! Twitterでやりたかったのは「なんの曲でしょう?」というクイズだったわけで、「むんむんむぴっぴ」にオモシロがあると思わなかったです。いまだに「歌え!」って言うコメントを見かけますね。歌いませんけど。私はウケると思ってやってないので……分からないものですね。配信中に出てしまったクシャミをありがたがるのと同じくらい意味不明です。
せんせえがたが「歌ってほしい!」って言うなら…
―昨年9月に投稿された「さなのおうた。」はとても話題になりましたが、ファンの感想はご覧になりましたか?
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名取:
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ずっと見ていました。プレミア公開のコメントは何回も見返してますね。歌がめっちゃ苦手なので、「こういう歌い方が名取らしくてよかった~」みたいな感想はコピって貼り付けて大事大事しています。普段プロレスを仕掛けてくるせんせえがたも、こういう時は普通に褒めてくれるんですよね。うれしかったです。
―そもそも歌うこと自体はお好きでしたか?
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名取:
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ううーん…嫌いではないですけど、上手な方は他にたくさんいるので「あえて私が歌う必要ってないんじゃないかな?」って思っていました。「名取の歌だからこそ聴きたい!」と言われるまでは、あまり歌いたくなかったですね。
―つまり、ファンのためだからこそ生まれた歌だったと。
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名取:
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そうですね。2018年の9月に出した「惑星ループ」の感想でも「また(名取の歌が)聴きたい」と言ってくださる方が多かったので。自分からは進んで歌わないですね。せんせえがたが言うんだったらやってやらんこともない…?(笑)
―「さなのおうた。」の「好きだよ」という歌詞に、ガチ恋してしまうファンも多かったのではないでしょうか?
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名取:
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戦意喪失する感じですよね。でも恥ずかしいんで。歌じゃないと言えないですよ、思っていても。
―やはりせんせえがたのことが好きだと思っていたんですね?
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名取:
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思っていますよ! そりゃ好きですよ!! あっ…はめられた! やだもう…!
―今後アルバムを出してみたいという夢はありますか?
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名取:
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今も歌うのはずっと苦手なんですけど、まぁせんせえがたが名取の歌が好きみたいなんでぇ? 「ほしい!」というんであれば考えますよぉ?…コメント欄だったら「は?」って飛んでくるでしょうね(笑)
名取はVのオタクなので
―4月には「名取さな1/7スケールフィギュア」が発売されます。実際の完成品を見たときの感想をお聞かせください。
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名取:
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元々美少女フィギュアがめちゃくちゃ好きなので、サンプルを見せていただいた時、「ついに来るところまで来たんだな」と、感慨深かったですね。名取の好きな一流造形師の方にデザインしていただけるなんて、なかなか無いと思うんです。
―フィギュアの特に気に入っている点はどこでしょうか?
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名取:
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うさちゃん先生のぬいぐるみのしわがすごいんですよ。ただ、みんな「お尻!お尻!」って騒いでるので、「ばか!」って思いましたね(笑)。
―今年中にやりたいと考えていることは何でしょうか?
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名取:
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初心にかえって動画投稿に向き合いたいですね。それからマンガも描いてみたいなー。「子作り配信」の時にせんせえがたと可愛いキャラクター生み出せたので、4コママンガも描いてみたいです。
―絵はよく描かれていますね。
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名取:
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そうですね。最近だとにじさんじの魔界ノりりむちゃんのメンバーシップのスタンプを描かせてもらいました。自分の似顔絵以外にも絵を描く機会が多くなりましたね。絵を描かないといけない状況に置かれると、割とちゃんと描けるようになるんだと思います。というか、名取は絵を描くくらいしかできないんです。ネガティブな言葉になってしまいますが、名取がこれだけたくさんの人に評価してもらったのは、VTuberブームの初期に出てきたからだという気持ちがあります。もちろん、純粋な絵の技術で他の方と勝負はできないと思っていますが、評価に見合うようなスキルを持ちたいと思っています。
―いずれ名取さんの画集が発表されたら、ファンは嬉しいのではないかと。
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名取:
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これまで描いてきた絵のまとめはいつか出してみたいですね。それとは別に「自撮り集」を発表するのも面白いかも。
―将来、VTuberとしてやっていく中での夢はありますか?
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名取:
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名取は基本的にずっと個人勢としてやっていきたいと思っているので、こんなに楽しく活動できているのは、VTuber界隈のおかげだと思っています。キズナアイちゃんだったり、四天王と呼ばれていた方々だったり、多くのVTuberが掘り進めてくれた土壌があるからこそ今に繋がっているんだと。一方で、今は個人で活動されている方に注目が集まりにくい状況だといわれています。だから新規の開拓には貪欲になりたいし、ファンの絶対数も増やして、少しでも(VTuber界隈に)還元していきたいです。今は自分のための活動というより、界隈のための活動という感情になってきていて…年を取ったということなんでしょうか?(笑)
―最後にリアルイベントを期待している人たちへ一言メッセージをお願いします。
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名取:
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一言では収まらないですね…。名取はV(※VTuber)のオタクなので、オタクが喜ぶことや嬉しくないことは分かっているつもりです。だからリアルイベントは“オタクの嬉しいこと欲張りセット”にしているつもりなので、期待してほしいですね。リアル会場のチケットはありがたいことに完売なのですが、インターネットのせんせえがたにも楽しんでいただけるようにがんばります。名取が視聴者側だったら「これ絶対見たいな!」といった企画を詰め込んで用意しているので、楽しみにしてください!
名取さな初の単独イベント「さなのばくたん。」ネットチケットはまだまだ好評発売中!
ネットチケット購入はこちら
https://secure.live.nicovideo.jp/event/sanabaku0307
イベント名 |
さなのばくたん。-バースデイ・サナトリウム- Powered by mouse |
日時 |
2020年3月7日(土) |
会場 |
イオンシネマ 港北ニュータウン |
Webサイト |
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主催 |
名取さな / 株式会社TRIBALCON. |
執筆:たまごまご