VRと環境保護 コンゴの象を巡る密猟者とレンジャーの戦いを描くVR映画配信へ

没入感のあるVRで鑑賞することを前提とした360度映像作品の制作が広がっています。ハリウッドが映画をテーマにした360度映像の制作に積極的なことはこれまでも伝えてきましたが、他にも様々な分野での活用が注目を集めています。

その一例が環境保護。ナショナルジオグラフィックは、コンゴ(コンゴ民主共和国)で密猟の危機にある象の保護をテーマにしたVR映画『The Protectors: Walk in the Rangers Shoes 』に制作出資をしています。

『The Protectors: Walk in the Rangers Shoes 』とは

コンゴ民主共和国の象は、象牙が目的の密猟者たちによって絶滅の危機にさらされています。

ナショナルジオグラフィックが出資をした『The Protectors: Walk in the Rangers Shoes 』は、コンゴのガランバ自然公園の象たちを密猟者から保護するレンジャーたちに焦点を置いた映画で、VRで鑑賞することができます。

ナショナルジオグラフィックのデジタルプロダクション部門副代表のRachel Webber氏は「ナショナルジオグラフィックは129年にわたる文章、絵、ビデオそして今はVRも使って地球を守ることに努力していきました。この映画は象の絶滅と保護という戦いを人々に間近に体験させて、野生動物が瀕している危機について考えさせてくれるはずです」と語っています。

『The Protectors: Walk in the Rangers Shoes 』の監督はイラクでの爆発物処理班の任務を描いた映画『ハート・ロッカー』の監督をしてアカデミー賞も獲得したキャスリン・ビグロー氏です。野生動物の保護をするレンジャーたちの戦いをどのように体験できるのでしょうか。

同映画は、21日にニューヨークで開催されるトライベッカ映画祭で先行上映されますが、5月1日からメジャーVRプラットフォームにて、そして5月8日からフェイスブックとYouTubeにてリリースされる予定です。

環境保護などにも使われるVR技術

『The Protectors: Walk in the Rangers Shoes 』以外にも、環境保全などを目的にVR映像を用いる機会は増えています。

今年1月にはイギリスのスタジオMarshmallow Laser Feast(MLF)がVR体験『Treehugger : Wawona』を発表しました。この体験は、体験者に地球規模の気候危機に直面している自然の巨木の将来についての問題を提起させるVR作品です。

(参考)
National Geographic Funds VR Film To Save The Elephants
https://www.vrfocus.com/2017/04/national-geographic-funds-vr-film-to-save-the-elephants/ (英語)

MoguraVRはVRfocusとパートナーシップを結んでいます。

この記事を書いた人

  • Ryo

    いろんな言語を勉強している言語オタクです。VRにも興味があるからVRオタクです。でもゴールデンレトリバーも好きだからゴールデンレトリバーオタクでもあります。VRにはゲーム以外にも教育や福祉、医療などでも大きな可能性があると思います。そんなVRを様々な側面からわかりやすく紹介できるようのほほんと頑張ります。

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