ハチ公を自由に設置できる「Myハチ公」で待ち合わせ HoloLensを使った画期的なアイデアが登場

東京・渋谷駅前に置かれている「忠犬ハチ公」。待ち合わせ場所として老若男女が集う、世代を超えた鉄板中の鉄板のスポットです。

そのハチ公で待ち合わせをしていると感じる問題点。それは混んでいて探すのに苦労すること。この問題をマイクロソフトのMRデバイスHoloLensを使って解決しようとするアイデア「Myハチ公」が登場しました。

この「Myハチ公」を考案したのはメディアアーティストの坪倉輝明氏。自分たちだけのハチ公を自由に設置・撤去できるというもの。ハチ公前の混雑の原因は、1体しかいいないハチ公に大勢が集まりすぎていることではないかという仮説にもとづいています。

「Myハチ公」では、マイクロソフトのMRデバイスHoloLensを用いて、待ち合わせをしている人間同士しか見ることのできない「Myハチ公」を好きな場所に設置することができます。

#Myハチ公 pic.twitter.com/C3uo6tgHth

— Teruaki Tsubokura (@kohack_v) 2016年11月22日

マイクロソフトのHoloLensは空間を認識するため、視界の意図した場所にハチ公を簡単に設置・撤去することが可能です。また、HoloLensを通して見える世界は装着者にしか見えないので、「特定の人だけが見える映像を作り出し、空間を共有することが可能」(坪倉氏)で、その特徴を活かして問題解決と組み合わせたアイデアです。

https://www.youtube.com/watch?v=ckEPVmK6jlQ

この「Myハチ公」は、渋谷ヒカリエのDeNAオフィスで開催されたdotfes2016というイベントの中のセッション「企画提案は大喜利だ!クリエイティブ大喜利in渋谷」で坪倉氏が登壇する際にプレゼンテーションのネタとして考案したもの。

Windowsストアでの配布などは行っていないようですが、大喜利ということもあって当日の資料からはGPSを使ったナビゲート機能の搭載や「Myハチ公」のデザイン変更などユニークなアイデアも言及されています。

坪倉氏の登壇資料はこちら(Slideshare)

ARやVRなどの新たなテクノロジーは「何ができるのか?」が問われます。「Myハチ公」のように生活が少しでも便利になる、そして面白いアイデアが登場すると、テクノロジーの使い道が垣間見えてきます。

なお、HoloLensは開発者向けキットが海外で3,000ドル(約30万円)で販売中。日本では2016年内に予約開始される予定です。

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この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

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