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3Dモデル活用 2018.01.02

スポーツの試合状況を机の上に立体表示 ギャンブルで活用始まる

スマートフォン用のAR/MR開発を行うZapparは、ヨーロッパのギャンブル業界の主要企業とパートナーシップを提携したことを発表しました。サッカーの試合など、ギャンブルの対象となるスポーツの情報を立体的に表示する取組をスタートしています。

選手情報などを細かく閲覧できるシステム

このツールでは、ユーザーがデータを必要とした際に、より鮮明にデータを閲覧することを目的としています。例えば、クリケットの試合では、チームの選手データだけでなく、ショットの方向といったデータを閲覧することもできるとのこと。

MR(複合現実)を利用してスポーツデータを分析することだけでは消費者への普及が十分ではないと考えたZapparはスポーツとギャンブル業界の関連性をみて、今回のパートナーシップを結んだとのことです。

安価で楽しめるMR

ZapparはスマートフォンでMRを楽しめるデバイスを30ドル(約3,400円)という非常に安価な価格で提供しています。これはMRデバイスとして知られているHoloLensのおよそ100分の1の価格となり、クオリティに差はあると考えられるものの、より身近にMRを体験することができます。

Zapparシニア・ビジネス開発マネージャーのJeremy Yatess氏は「Mixed Realityデバイスがユーザーにいきわたるための大きな障壁はコストです。しかし、データ視覚化は情報をやり取りするための没入感のある魅力的な方法です。この技術を民主化することが、私たちの目標の一部です。」と述べています。

(参考)
Betting On Gambling to Drive Mixed Reality Adoption/VRSCOUT(英語)
https://vrscout.com/news/zappar-sports-gambling-mixed-reality/


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