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テック 2017.05.03

“未来の教育はMRにあり” マイクロソフト、教育向けにMR(複合現実)の活用を推進

マイクロソフトは、5月2日教育向けのプロダクトのプレス向け発表会「Windows EDU」を開催しました。その中でマイクロソフトは教育現場でのMixed Reality(複合現実)の活用をさらに推進していくことを強調しました。

「Windows EDU」はマイクロソフトが行った教育をテーマとした発表会です。教育向けのOSであるWindows 10SやSurfaceシリーズの最新モデルSurface Laptopなど、マイクロソフトが提供するハードウェア・ソフトウェアの教育向けのサービス・製品が発表されました。

マイクロソフトが進めるMR

マイクロソフトは、現実とデジタルを組み合わせるMixed Reality(MR、複合現実)を推進しています。シースルー型で現実にデジタル情報を投影するHoloLensを開発者・企業等向けに発売しています。また、2017年にはPCメーカー等から、VR体験ができるゴーグル型のヘッドセットが発売される予定で、第一弾としてAcerが製造した開発者版が世界中に展開予定です。

シースルー型(AR)、没入型(VR)共に教育現場へ

今回のWindows EDUでは、MRが「教育を進化させる」次世代の教育であると紹介され、マイクロソフトは教育現場へのMRの活用を様々な側面からサポートしていくことが発表されました。

大学等でのHoloLensの活用事例

また、HoloLensだけでなく、「没入型」のMRデバイスであるヘッドセットを使って、子どもたちが3DCGの世界を簡単に体験することが可能になる、との紹介がありました。今後、没入型のMRデバイス(いわゆるVRヘッドセット)も教育現場への普及を目指す積極的な姿勢が感じられました。

ウェブカメラ単体でのAR合成も

また、マイクロソフトはHoloLensやヘッドセットを使わない“簡易な”MR機能を披露しました。ステージ上にあるタブレットPC、Surface(モデルは不明)の背面にあるカメラを使い、3DCGを現実に呼び出して合成することができます。

マイクロソフトは、この機能はOSに搭載され、ウェブカメラでこの機能が使える、としていますが具体的にどのような機能になっているのか、詳細は語られませんでした。

今後も引き続き、マイクロソフトのMRの展開には注目です。

Windows EDUの動画全編はこちら
http://event.microsoft.com/MayEvent/


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