【実機レポ】VRも動作 これからのゲーミングノートPCは薄く軽く静か NVIDIAの次世代機解説

9日、NVIDIAは先日台湾で行われた「COMPUTEX 2017」で発表されたゲーミングノートPCの新たなデザイン「Max-Q」について都内で改めて記者向けの説明会を開催しました。本記事ではその内容の抜粋と展示されていたMAX-Qデザインを採用した3種類のゲーミングノートPCについてレポートしていきます。

薄くて軽く静かなゲーミングノートPCを目指したデザイン

今回説明をしてくれたのは、NVIDIAのアジア太平洋地域 テクニカルマーケティングディレクター ジェフ・イェン氏。

「今までのゲーミングノートPCでは薄くて軽い物の場合、納得のいくパフォーマンスの出る物が無かった。Flashのような簡単なゲームですらファン音が気になってしまう」とイェン氏。

NVIDIA アジア太平洋地域 テクニカルマーケティングディレクター ジェフ・イェン氏


性能重視のデザインにするのではなく、効率重視にすることで薄くて軽くパフォーマンスも十分なゲーミングノートPCを実現することができたとのこと。前世代のGTX880M搭載のモデルと比較すると厚さ重さは約半分に、パフォーマンスは約3倍になっています。

Max-Qデザインの具体的な内容として「GPUのチューニング」・「対応ゲームの最適化」・「放熱設計の見直し」・「次世代電源レギュレーターの採用」といった設計に取り組んでおり、パートナー企業と協力することによって実現しているとのことでした。

会場から上がった「Max-QデザインのゲーミングノートPCはVR向けの用途としても十分なパフォーマンスを発揮することができるのか?」という質問に対しては、「COMPUTEXではMAX-QデザインのPCで実際にVRのデモ展示を行い、どのモデルでも問題なく動作していた」と答えていました。

3種類のMax-QデザインのゲームノートPC


今回の説明会では「CLEVO P950」、「ASUS ZEPHYRUS」、「MSI GS63」と3社のPCメーカーから3機種が展示されていました。また、この3機種以外にもMAX-Qデザインを採用したゲーミングノートPCが今後登場してくるとのこと。

CLEVO P950

中国のPCメーカーCLEVOのGTX1070を搭載したモデル。厚さは19mmとRazer Blade(17.9mm)やMacBook Air(一番厚い所で17mm)よりも少し厚く、重量は筆者が使用している13インチMacBook Airと比較すると少し重く感じた程度。排熱に関しては実際にゲームを動かしてる状態で本体がほんのり熱くなる程度で気になるほどではありませんでした。


本体側面には少し離れていますがHMDIとUSB3.0が同じ面にあり、Oculus RiftやHTC ViveといったHDMIケーブルとUSBを両方接続するVRHMDを使用する際に楽に接続することができる仕様でした。なお、今後発売されるAcer製のVRHMDなどPCに接続するタイプのVRHMDは全てHDMIとUSBの2本を接続する必要があります。

MSI GS63

国内向けにも多くのゲーミングPCを販売しているゲーミングPCメーカーMSIのGTX1070を搭載したモデル。厚さは18mmでRazer Blade(17.9mm)やMacBook Air(一番厚い所で17mm)とほぼ同じ厚さです。

重量はCLEVO P950と同じくMacBook Airより少し重い程度です。排熱に関してはゲームが実際にで動作している状況下でもほんのり熱くなる程度で、今回展示されていた3機種の中では最も冷たく感じました。


こちらも右側面にはHDMIとUSBが近くにあり、VRHMDを使用する際に楽に接続することができる仕様でした。

ASUS ZEPHYRUS

今回展示されていた中では唯一、さらにパワフルなGPU、GTX1080を搭載したモデルです。厚さはMSI GS63と同様の18mmでRazer Blade(17.9mm)やMacBook Air(一番厚い所で17mm)とほぼ同じ厚さです。
重量は約2.2kgと今回展示されていた中では一番重く感じました。(Razer Bladeは約1.89kg、MacBook Airは約1.35kg)
排熱に関してはGTX1080を搭載していることもあってか上部のロゴマーク周辺が特に熱くなっていましたが、下部のキーボード付近ではそこまで熱さを感じることはありませんでした。


左側面にはHMDIとUSBが隣り合っており、他の2機種と同様にVRHMDを使用する際に楽に接続することができる仕様でした。

今後の展開に期待

動作音に関しては3機種とも耳を近づけるとそれなりにファン音が聞こえる状態です。スピーカーから出るゲーム音声を邪魔するほどのものではなく、従来のゲーミングノートPCと比較するとかなり静かに感じました。

NVIDIAのイェン氏が話していたように、ゲーミングノートPCといえば重く、分厚く、そしてファンがうるさい、排熱が多く熱くなるといった課題が多くありました。

今回、発表された「Max-Q」はこうした課題を解決し、アップルのMacBook ProやMacBook Airのような外見のスタイリッシュなゲーミングPCが登場してくることも予見させるものでした。

販売価格なども気になります。今後の展開には期待したいところです。

この記事を書いた人

  • 専門2年です。ニコ動/VOCALOID/ニコつくWeb担当他/自作PC/ハコスコ/CardBoard/Unity勉強中/デジギア全般/gearVRを持ち歩いてVRを広める活動をしてます。

    Twitter:@doron0328

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