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投資 2020.05.01

目に入れるだけでOK、“スマートコンタクトレンズ”企業が5,100万ドル調達

米国のスタートアップMojo Visionは、シリーズBラウンドで5,100万ドル(約54.6億円)以上の資金調達を行いました。この調達をもとにスマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」の開発を進め、製品としての発売を目指します。

今回の資金調達には、KDDI株式会社が運営するKDDI Open Innovation Fundのほか、複数のファンドやベンチャーキャピタルが参加しました。累計調達額は1億5,900万ドル(約170億円)以上に上ります。

目標は「目に見えないコンピューティング」

Mojo Visionは、”invisible computing(目に見えないコンピューティング)”を目標に掲げています。すなわち、ユーザーがスマートフォン、タブレットやウェアラブルデバイスを含むあらゆる機器を用いずに、情報入手する技術を確立することです。

同社は2020年1月、スマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」を開発中であることを発表。高密度の極小ディスプレイを使ったレンズを眼球に装着し、ユーザーの視界に情報を提示します。

一般消費者向けにも展開目指す

CEOのDrew Perkins氏によれば、「Mojo Lens」開発の公表により、企業への関心が高まったとのこと。調達した資金や投資家らの支援で技術開発を進め、「視覚に障害のある人、エンタープライズ、そして徐々に一般消費者にもMojo Lensのメリットをもたらす」と話しています。

(参考)Mojo VisionCrunchbase News


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