買うならどれ? スマホ向けVRヘッドセット比較・最新情報まとめ

PlayStation VR(PSVR)が入手しやすくなり、マイクロソフトのMindows MRヘッドセットもメーカー各社からリリースされるなど、一般消費者でもVRデバイスに触れる機会が増えてきました。

現在ではそれらハイエンド向けVRヘッドセットだけでなく、スマートフォンを装着するタイプのVRヘッドセットも出てきています。今回は、スマホ向けVRヘッドセットについての紹介や比較に加えて、どのヘッドセットを買うのがおすすめなのかを紹介します。

目次

1.ハイエンドVRとスマホVRの違い
2.オススメなスマホ向けVRヘッドセット一覧
2-1.Gear VR 
2-2.Daydream View 
2-3.DMM.com VR動画スターターセット
2-4.HOMiDO V2
2-5.エレコム VRグラス 組み立てタイプ
3.スペックなど一覧表
4.価格と対応スマホ
5.コントローラー
6.装着感
7.コンテンツ・プラットフォーム比較
8.どんなスマホVRヘッドセットを買うべき?

ハイエンドVRとスマホVRの違い

一概にVRヘッドセットといっても、PSVRやOculus RiftHTC Viveのようなハイエンドデバイス向けのヘッドセットもあれば、比較的安価なスマホ向けのヘッドセットもあります。

2017年段階でのハイエンド向けヘッドセットは、パソコンやPlayStation4(PS4)などの機器との組み合わせを前提にしたものです。ハイエンド前提のため画質は高く、頭や身体の動きをVRに反映するための「ヘッドトラッキング」機能の精度も高いです。また、頭以外にも手などのトラッキングも可能で、スマホ向けに比べて多くの動きをVR空間に持ち込むことができます。

しかし、ヘッドセット本体の価格はもちろん、他に必要なデバイスの価格も決して安いものではなく、導入するためのハードルは高いです。

一方、スマホ向けVRヘッドセットでは、多くの人が日常で使用するスマホを取り付けてVRを体験することができます。価格もハイエンド向けヘッドセットに比べて安く、種類は様々です。スマホと安価なVRヘッドセットで完結できるためハードルは低いですが、体験の品質は多くの場合、ハイエンド向けに明らかに劣る簡易的なものです。例外として、スマホ向けヘッドセットでもGear VRとDaydream Viewの2機種に関しては対応スマホがシステムレベルでVR向けに調整されており、ヘッドトラッキングしかないものの精度が高く、没入感の深い高品質なVR体験が可能で別格です。

代表的・オススメなスマホ向けVRヘッドセット一覧

ここからはスマホ向けヘッドセットについて、数あるスマホ向けヘッドセットの中から代表的なもの、オススメのものを5種類紹介していきます。

Gear VR

Gear VRは、SamsungとOculus社が共同開発したスマホ向けヘッドセットです。2017年1月の段階で、世界で500万台出荷されています。

101度という広い視野角(視界)や専用ワイヤレスコントローラーを備えており、スマホ向けヘッドセットの中ではリッチな機器ですが、サムスンのスマホ「Galaxy」シリーズの対応機種のみの対応となっています。現在はGalaxyシリーズの中でもフラッグシップに当たるモデルに対応しています(具体的な対応モデルは下記記事参照)が、スタンダードモデルに当たるAシリーズが2018年モデルからGear VRに対応します。

対応しているスマホのスペックが高い分、画質、処理速度などで他の汎用スマホVRヘッドセットの品質とは比べものになりません。ヘッドセットの価格は16,740円とスマホ向けとしては高価な部類ですが、価格に見合った品質の体験ができます。対応機種を持っていれば、スマホでのVR体験用に最適な機器のひとつです。

なお、コンテンツは専用のOculus Storeからダウンロードします。

さらにヘッドセットの情報を知りたい方はこちら:

公式ページ
http://www.galaxymobile.jp/gear-vr/

Daydream View

Daydream Viewは、Googleのスマホ向けVRプラットフォーム「Daydream」に対応したスマホ向けのヘッドセットです。専用ワイヤレスコントローラーを備え、端子の接続などをせずにスマホをセットするだけで利用できる手軽さが魅力的です。

以前は日本国外でのみ発売していましたが、2017年12月より日本国内向けの販売も開始しています。

Daydreamに対応したスマホは、高性能なセンサーや低遅延のディスプレイを搭載するほか、OSレベルでVRに適応しています。そのため、スマホ向けヘッドセットとしては高性能なものになっています。

価格は12,000円とGear VR同様比較的高価で、一部のデバイスにしか対応していないのがネックですが、他のスマホ向けヘッドセットとは一味違う体験ができます。こちらもGear VRと同じく、対応機種を持っていればぜひおすすめしたいスマホVRデバイスです。

さらにヘッドセットの情報を知りたい方はこちら:

公式
https://vr.google.com/intl/ja_jp/daydream/smartphonevr/

DMM.com VR動画スターターセット

汎用スマホ向けヘッドセットとDMM.comで利用可能な1,000円分のクーポンコードが1つにまとまったセットです。価格は3,218円。4.7〜6インチのスマホに対応しています。

DMM.comでは多くのVR動画が販売されているので、これ1つでヘッドセットからコンテンツまで揃う手軽さが特徴的です。

また、レンズの発色が素晴らしく、筆者が体験して来たスマホ向けヘッドセットの中でも最上級の美しい映像を楽しむことができました。軽量な本体に肌触りの良いスポンジも加わり、装着感も快適です。GalaxyシリーズやDaydream対応機種以外のスマホを使用している方にはオススメです。

さらにヘッドセットの情報を知りたい方はこちら:

公式
https://www.infolens.com/vrd105/

HOMiDO V2

がっしりとした見た目が特徴的な汎用スマホ向けヘッドセットです。価格は8,900円。4〜6インチのスマホに対応しています。

汎用スマホ向けヘッドセットとしては高価な部類ですが、Gear VRよりも広い103度の視野角を持ち、専用キャリングケースが付属、1年間の交換保証付きと、価格に見合った価値を持っています。装着感も良好で、耐久性のある汎用ヘッドセットが欲しい方にオススメです。

さらにヘッドセットの情報を知りたい方はこちら:

公式
https://www.homido.jp/

エレコム VRグラス 組み立てタイプ

レザーライクな質感で分解、折り畳みが可能な汎用スマホ向けヘッドセットです。販売価格は1,660円。4.5〜5.6インチのスマホに対応しています。

簡易的な構造で、簡単に分解、折り畳むことができるため、出先に持ち出すなどの用途に最適です。また、簡易的な構造故に本体は軽量になっていますが、代わりに瞳孔間距離(IPD)や焦点距離の調節機能はついていません。コンパクトに格納したい人、外に持ち出したい人にはオススメです。

さらにヘッドセットの情報を知りたい方はこちら:

公式
http://www2.elecom.co.jp/products/P-VRG01BK.html

スペックなど一覧表

ここまで5つのスマホ向けヘッドセットを紹介しましたが、それぞれ対応機種やスペックが異なるため、詳細を表にして比較してみます。

Gear VR

Daydream View

DMMゴーグル

HOMiDO V2

エレコム 組み立てタイプ

対応機種

・Galaxy Note8
・Galaxy S8
・Galaxy S8 plus
・Galaxy S7
・Galaxy S7 edge
・Galaxy Note5
・Galaxy S6
・Galaxy S6 edge
・Galaxy S6 edge plus

・V30
・V30+
・Moto Z
・Moto Z  Force
・Moto Z2 Force
・Mate 9 Pro
・Axon 7
・ZenFone AR
・Galaxy S8
・Galaxy S8 plus
・Galaxy Note 8
・Pixel
・Pixel XL
・Pixel 2
・Pixel 2 XL

4.7〜6インチのスマホ

4〜6インチのスマホ

4.5〜5.6インチのスマホ

視野角

101度

不明

不明

103度

不明

IPD調節

不可

焦点距離調節

不可

プラットフォーム

Oculus Home

Daydream

Google Play Store / App Store等

Google Play Store / App Store等

Google Play Store / App Store等

価格(税込)

16,740円

1,2000円

3,218円

8,900円

1,660円

価格と対応スマホ

ヘッドセットの価格はGear VRが16,800円と最高額で、Daydream Viewが12,000円とそれに続く形になっています。最安値のエレコム VRグラス 組み立てタイプが1,482円であることを考えると、高価に感じられます。

また、Gear VRやDaydream Viewは細かい対応機種の制約があり、対応機種を持っていない場合は使用することができません。一方で、汎用スマホ向けVRヘッドセットはサイズのみの指定で、OSやスペックを問わず対応しています。

これだけを見ると、Gear VRやDaydream Viewが高価で敷居が高いように感じますが、この2機器は対応スマホに特化して設計されているため、汎用スマホヘッドセットとは一線を画す没入感を得ることができます。そのため対応するスマホを持っている人で、安定した質のVRを体験したい場合は、Gear VRやDaydream Viewのどちらかをおすすめします。

また、汎用スマホヘッドセットはサイズ以外の制約がなく、スマホさえ持っていれば安価で気軽に導入できますが、VRアプリを快適に動作させるには高いスペックのスマホが必要になる点に注意です。スペックの低いスマホを使用すると、画面のカクツキなどがおこり、VR酔いの原因にもなります。

コントローラー

Gear VRとDaydream Viewには、専用の無線コントローラーが付属します。これにより、一部アプリでタップ操作などを行う際、いちいちヘッドセットついているボタンに手を伸ばさなければいけない煩わしさから解放されています。


Gear VR用コントローラー

装着感

装着感は、Gear VRとDaydream Viewが圧倒的に快適です。特にDaydream Viewは、261gと軽量で、肌触りの良いスポンジと併せて快適な装着感を実現しています。また、DMMゴーグルは231gとDaydream Viewよりもさらに軽く、Daydream Viewに迫る快適さです。

一方、装着感に一番不満を抱えるのがエレコム VRグラス 組み立てタイプです。Daydream ViewやDMMゴーグルよりさらに軽量ではありますが、簡易的な構造故にスポンジが備わっていないという欠点があり、装着感は快適とは言えません。また、同様の理由で眼鏡を装着したままの使用が困難になっている点にも注意が必要です。

コンテンツ・プラットフォーム比較

Gear VRにはOculus Home、Daydream ViewにはDaydreamと、専用のプラットフォームが用意されています。どちらもストア機能を有していて、多数のコンテンツが配信されています。

Google Play Storeやapp storeには、さらに多くのVRアプリが配信されていますが、中にはクオリティの低いコンテンツや酔いやすいコンテンツも。Oculus HomeやDaydreamには、配信前に厳しい審査が適用されるため、配信されているコンテンツは一定のクオリティが保証されているので安心です。

しかし、Gear VRではGoogle Play Storeのコンテンツを体験することができない点に注意が必要です。

どんなスマホVRヘッドセットを買うべき?

Galaxyシリーズを使用している方は、基本的にGear VRを購入するのが最適です。しかし、S8やS8 plusはDaydreamにも対応しているので、体験したいコンテンツがどちらのストアで配信されているかをよく調べて購入してください。

Daydream対応スマホを使用している方はもちろんDaydream Viewがオススメです。

そのほかのスマホを使用している方は用途や予算、好みに合わせて選んでみてください。Mogura VRでオススメの機種は今回紹介した3つの汎用スマホ向けヘッドセットです。

DMM.com VR動画スターターセットは、DMMで配信されている動画コンテンツを観たい方、映像の綺麗さを追求する方にオススメです。HOMiDO V2は、安心の保証や堅牢なヘッドセットを求めている方にオススメです。そして、エレコム VRグラス 組み立てタイプは、安価にヘッドセットを手に入れたい方、外に持ち出して使用したい方にオススメです。

他にも様々な、数多くのVRヘッドセットが販売されているので、自分の環境・条件に合ったヘッドセットを探してみてください。

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VR体験施設の検索サイト「Taiken.tv」
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この記事を書いた人

  • writer_N/R

    高校2年生です。ニコニコ超会議でOculus Riftに出会い、その後友人にGear VRを布教されてVRの世界に入りました。VRの楽しさと可能性を伝えられればと思い、ライターをやらせてもらっています。

    Twitter:@8088nrN

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