Home » 水嶋ヒロが「バーチャルヒューマン」に プロジェクトが始動


VTuber 2019.10.11

水嶋ヒロが「バーチャルヒューマン」に プロジェクトが始動

俳優・クリエイター・起業家として活躍し、YouTubeでデビューしたことでも話題となった水嶋ヒロさん。今回、バーチャルインフルエンサーの企画・開発などを行うクリエイティブカンパニー「1sec(ワンセック)」により、水嶋ヒロさんをバーチャルヒューマン化するプロジェクトが発表されました。

水嶋ヒロさんのバーチャルヒューマン化は、1secによる著名人のバーチャルヒューマン化プロジェクトの第1弾として行われたもので、デジタル上の分身「Lewis Hiro Newman(ルイス ヒロ ニューマン)」として誕生しました。

今後ファッション、アート、音楽などのジャンルでグローバルな活動を予定しており、AIとの融合で新たなクリエイティブコンテンツを生み出すことも視野に入れていると明かされています。

第2弾以降のプロジェクトも進行

水嶋ヒロさんのバーチャルヒューマン化を行った1secは、これまでにも「Liam Nikuro(リアム・ニクロ)」をプロデュースしています。リアム・ニクロはInstagramを中心に情報を発信するバーチャルインフルエンサーとして活躍しており、まるで実在する人物であるかのようなビジュアルで話題となりました。

160万人規模のフォロワーを持つLil Miquela(リル・ミケーラ)など、バーチャルヒューマンは複数人存在していますが、1secは実在の著名人がバーチャルヒューマン化したのは「Lewis Hiro Newman」が世界初としています。1secは、第2弾以降も既にプロジェクトが進行中しており、国内、海外の著名人を随時バーチャルヒューマン化していく予定と明かしています。

バーチャルヒューマン(バーチャルインフルエンサー)に関する記事はこちら。

水嶋ヒロさんによるコメント

ずっとあたためてきたプロジェクト、発表するね。
この度、僕のバーチャル(全てCG)な分身が誕生しました。
名前は「Lewis [Hiro] Newman(ルイス ニューマン)※Hiroはミドルネーム」。
米国にも拠点を有する、日本初のバーチャルヒューマンを企画・開発・マネジメントする1sec(ワンセック)さんと一緒に創った。

なぜ分身を生むに至ったかというと‥
少し説明するのが難しいんだけど、昔選択したことが違ってたら、いまどんな人生になってただろうか‥?
なんて想像したことない?笑

例えば僕だと、大学生の頃に渡英するか俳優になるかで迷ってた時期があって。

憧れてたロンドンで、デザインや音楽の勉強をして、ファッションやアートにも長けたグローバルに活躍できるアーティストになりたい。
そして自分だけにしか生み出せない価値を創れる人になりたい。
そんなことを夢見てた時期が実はあったんだよね。

Lewisは、そんな僕が生きることができなかったもう一つの物語を歩んでいく存在になり得ると、1secのGENIEさん(CEOの宮地さん)と話してて思った。
見た目は同じだけど、Lewisは僕に無い能力をたくさん持って、異なる選択を続けていく人生になる。
ちょっとワクワクしない?笑
バーチャルヒューマンではあるけど、彼はこの世界にちゃんと存在して、僕がかつて夢見ていた景色を味わっていくんだから。

Lewisはまだ生まれたばかりだけど、きっと彼は僕の代わりに素敵なことをたくさんしていくと思う。
羨ましいことに、ずっと若いまま、ずっと夢を追い続けていく。

すごいよね。
もしこの世から僕がいなくなっても、彼は存在し続けることができるわけだし。

世界初の取り組み。
ぜひ応援してもらえたら。

現実の世界では一つの人生しか歩めないけど、テクノロジーの進化によって、もう一人の自分で別の人生を生きることができる。
そんな時代も悪くないよね。

(参考)1sec Inc. 公式サイト


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード