長編化には課題も 40分超えのVR映画『Miyubi』無料配信

VRビデオ製作会社「Felix & Paul Studios」は2017年7月27日(米国時間)、現在まで同社が発表した中で最長のVR映画をOculus RiftGear VRで公開しました。Felix & Paul Studiosは実力派の360度動画制作スタジオ。長時間楽しめるVRコンテンツを目指した意欲的な作品です。


Felix & Paul Studiosが公開したVR映画『Miyubi』は40分の長編作品です。舞台は1982年、とある家庭で物語は進行。視聴者はおもちゃのロボットとなり、物語の進行を見守ります。

Miyubiの一番の課題は視聴時間の長さ。他のVRフィルムの上映時間が平均5〜10分のところ、同作はヘッドマウントディスプレイをつけて40分間つけていなければいけません。この長時間という点がユーザーのVR体験にどのような影響を及ぼすのかがポイントになります。

『Miyubi』のストーリー

https://www.youtube.com/watch?v=90qS3ZyjPMI

Miyubiの最初のシーンで、視聴者は父親が出張で訪れた日本からのおみやげのロボットとして家族に紹介されます。目の前を見ると、新しいおもちゃに興奮する少年と小さな女の子、ティーンエイジャーの男の子、父親と母親、車いすに乗った祖父がいることを確認できます。

Miyubiで視聴者は家族の物語を見守る傍観者です。父親はほとんどの時間を仕事に費やし家族から離れ、 ティーンエイジャーの少年は反抗期真っただ中。視聴者はロボットとして家族のさまざまなシーンを垣間見ることになります。

作品の評価


Miyubiを視聴したアメリカのVRメディア「Road to VR」編集長のベン・ラング氏によると、公開されているVR動画と比べるとMiyubiは鮮明で品質が良いとのこと。動画内のスティッチ部分も見えないので、没入感の高いVR体験を実現しています。

シーンはそれぞれの家族の部屋に移り変わり、子供たちでいっぱいの教室が映し出されることもあります。デコレーションや洋服、家具はどれも80年代の雰囲気を詳細に再現しているので、映像内の細かい部分を観察するのも楽しみ方の1つです。

VRヘッドマウントディスプレイを着用して長時間座っていると、ユーザーに不快感を与えるという仮設があります。しかしベン・ラング氏は、Miyubiは長時間視聴しても不快感がなかったと言います。これは動画の品質の良さが大きく影響していて、品質が低ければ同じような意見だったか分からないとのこと。ベン・ラング氏はMiyubiのストーリーが面白いとは言えなかったとも語ってます。今後は長時間でも快適なVR体験に加えて、映画として内容の充実がポイントになりそうです。




MiyubiはOculus RiftとGear VRの2つのプラットフォームにて無料で公開されています。40分間のVR映画がどのようなものか体験したい方は、ぜひダウンロードページにアクセスしてみてください。

Miyubiのダウンロードページ(Oculus Rift)はこちらからアクセス可能です。
Miyubiのダウンロードページ(Gear VR)はこちらからアクセス可能です。

(参考)
Road to VR / At 40 Minutes, ‘Miyubi’ is Felix & Paul’s Longest VR Film Yet – Available Today -(英語)
https://www.roadtovr.com/40-minutes-miyubi-felix-pauls-longest-vr-film-yet-available-today/

Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。

この記事を書いた人

  • IT・テック系を中心にライター兼翻訳者として活動。ゲーム翻訳にも携わっています。エンタメや医療などさまざまな分野で存在感を増すVR・ARに興味津々です。特に身近なモバイルVRのこれからに注目しています。

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