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スマホVR 2016.02.05

側面タッチで操作できる日本発のスマホVRヘッドセット「Milbox Touch」がSXSWでファイナリストに

明治大学総合数理学部の宮下芳明教授・理工学部の加藤邦拓助手らと株式会社WHITEが、共同開発しているスマホ向けVRデバイス「Milbox Touch」がアメリカで3月に開催されるSXSWにてInteractive Innovation Awards VR&AR部門のファイナリストに日本企業から唯一選出されました。

SXSW(サウスバイサウスウエスト)は、毎年3月に米国テキサス州で行われる世界最大級の音楽、映画、インタラクティブフェスティバルで、ソーシャルサービスや3Dプリンティング、音楽や映像のイノベーションなど、様々な分野での新技術を選出し、表彰するアワードが行われます。

VR/ARに関するInteractive Innovation Awards VR&AR部門では今回日本から「Milbox Touch」がファイナリスト(最終選考)に選出されました。

他のファイナリストには、NOKIAの360度カメラOZOやGoogleのスマホ向けVRコンテンツ”HELP”で使われた360度映像作成ツール「Mill Stich」、シリアの難民キャンプの様子をCGでVRにて再現した「Project Syria」、部屋を覗きこむようにしてストーリーが描かれていくのが特徴的な360度映像作品「The Surrogate」です。

Milboxは、HITEと明治大学が共同で開発したタッチインターフェース搭載型のダンボール製VRデバイスです。明治大学の研究成果である技術を応用し、デバイス側面に導電性インクで印刷されたパターンを触ることで、ゴーグル内に設置したスマートフォンを操作することができます。

Gear VRのようにスワイプやタップ、スクロールといったスマートフォンの操作が可能となり、手元の見えないVR内でも様々な操作が可能になります。WHITEが開発を進め、現在一般販売を計画中です。

(参考)
明治大学 / 宮下芳明教授らが技術協力した「MilboxTouch」が日本企業から唯一 世界最大級のテクノロジースタートアップ登竜門「米国SXSW」のInteractive Innovation Awards VR&AR部門ファイナリストに選出
http://www.meiji.ac.jp/koho/press/2015/6t5h7p00000kahrd.html


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