日本マイクロソフトは、国内のパートナー企業を対象に「Mixed Reality（複合現実）パートナープログラム」を2017年10月より開始します。本プログラムは、マイクロソフトのパートナー企業向け年次総会「Microsoft Inspire」にて発表されました。
Mixed Realityパートナープログラムは、パートナー企業が法人の顧客に対してMRデバイス「HoloLens」や「Windows Mixed Reality」対応のデバイスを用いたソリューションの提供が行えるようになることを目的としています。パートナー企業はトレーニングや技術情報の提供を受けることができ、法人の顧客との実証実験を通してスキルを高めることができます。
また、本プログラムの国内初のパートナーとして「株式会社博報堂」、「株式会社wise」、「株式会社ネクストスケープ」が発表されました。パートナー会社の詳細については、下記のとおりです。
「株式会社博報堂」・「株式会社wise」
博報堂とwiseの両社は、京都の建仁寺と共同で文化財の新たな鑑賞の在り方や文化教育、観光の新モデルの樹立を目指す「京都 Mixed Reality プロジェクト」に取り組んでいます。
建仁寺の国宝「風神雷神図屛風」を題材とした、HoloLensを用いて新たな鑑賞体験を提供するソリューションを開発しました。
・博報堂、MR技術を活用した”国宝を体験する”研究を開始
http://www.moguravr.com/hakuhodo-vrar-mr/
株式会社ネクストスケープ
ネクストエスケープは野村不動産株式会社様と共同で、HoloLens活用した新築マンション販売向けビューアー「ホログラフィック・マンションビューアー」を開発しました。同サービスは、マンション建設予定地において、建築後のマンションのイメージを実際に確認できるソリューションとなっています。
・野村不動産、MRデバイス「HoloLens」を不動産販売に活用 現実に物件完成イメージを投影
http://www.moguravr.com/hololens-mansion/
本パートナープログラムに関する詳細、プログラムへの参画はこちらから確認できます。（英語）
https://developer.microsoft.com/en-us/windows/mixed-reality/mixed_reality_partner_program
（参考）
Microsoft Windows Blogs
https://blogs.windows.com/japan/2017/09/01/mrpp-japan-announcement/
