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活用事例 2017.07.12

マイクロソフト、MRデバイスHoloLensのパートナーを拡張

マイクロソフト社は、2016年初頭にエンタープライズ向けMR(複合現実感)ヘッドマウントディスプレイであるHoloLensを発表して以来、HoloLens Agency Readliness Partner Programを通じて、デバイスを使用している企業を徐々に拡大してきました。

同社は、プログラムの拡張を発表し、Mixed Reality Partner Programと改名しました。

このプログラムは、開発パートナーに技術的なトレーニングを提供するように設計されているため、教育、医療、建築、エンジニアリング、建設、設計などの分野でMRソリューションを作成することができます。

SIやデジタル代理店を歓迎

マイクロソフトのブログでは「今日、パートナーと顧客からの需要が増えたことで、システムインテグレーター(SI)を歓迎するために、代理店のトレーニングプログラムを拡張するMixed Reality Partner Programを作成しました。世界各地のデジタル代理店を対象としており、既存のHoloLens Agency Readiness Partnersはすべて、Mixed Reality Partner Programに盛り込まれます。」と述べています。

現在、 30を超えるHoloLens Agency Readyiness Partnersは、ボーイング、 シルク・ドゥ・ソレイユ、クリーブランド・キャバリアーズ、Cylance、ロウズ、ジェイビルサーキット、パッカー、PGAツアー、レアル・マドリード、ストライカー・コーポレーションなどの顧客が、概念実証(Proof of concept)などの結果を出しています。

マイクロソフトは、対象となるパートナーに対して、MRソリューション、マーケティングについて複数週間トレーニングするための準備プログラムを提供できると述べています。トレーニング終了後も、マイクロソフトのエンジニアリングサポートや、教師への直接アクセスなど、幅広いメリットが得られます。

また、既にMRに精通している開発パートナー向けに、ファーストトラックオプションを選択することで、すぐにマイクロソフトのチームと協力することができるようです。

HoloLensは2017年1月に日本でも発売され、注目を集めています。プログラム名からHoloLensが消え、Mixed RealityとなったことからWindows Mixed Realityに対応するMRヘッドセットなどもサポートしていくのではないかと考えられます。先日発表されたHP製の開発者向けMRヘッドセット「HP Windows Mixed Reality Headset(デベロッパーエディション)」の発売も控え、今後も注目を集めていきそうです。

(参考)
Microsoft Launches The Mixed Reality Partner Program
https://www.vrfocus.com/2017/07/microsoft-launches-the-mixed-reality-partner-program/


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