スマホを差し込んで利用するタイプのヘッドセット「Merge VR Goggles」がPCショップのTSUKUMOで7月30日から販売開始されました。価格は12,800円(税別)です。
装着感はかなり良い!
「Merge VR Goggles」の最大の特徴はウレタン素材を採用したとことで実現した、スポンジのような柔らかさと約400グラムという軽量さ。筆者は眼鏡をかけたままヘッドセットを試してみましたが、全く問題なく装着でき、さらに付け心地はかなり良いものでした。
いわゆるGoogle Cardboardの認証を得たヘッドセットで、左右レンズの位置を調整できる点、バンドがあるので両手を離しても利用できる点、そしてヘッドセットの上面にスマホの画面を物理的にタッチできるインプットボタンが付いている点など、Google Cardboard準拠のものとしては、高機能な部類に入ると言えます。視野角は90度。
製造するMerge Labs社の日本地域のビジネス開発を担当するRobert E Huntley氏はオンラインゲーム接続環境を提供するサービス『DWANGO』の開発者で、川上量生氏と共にドワンゴジャパンを設立した経歴を持っています。発表記者会見でRobert E Huntley氏は「Merge VR Gogglesはスマートフォンの熱が逃げやすい構造になっている。さらに光の漏れも少ないので没入感がある」と製品への自信を語りました。体験の質が低くなりがちなスマホVRについては「今後、スマホの性能が上がり、プロセッサが優秀になることで質は上がっていく」と語っています。Googleが開発中のハイエンドなスマホVRプラットフォームDaydreamへの参加も視野にいれているとのこと。
また、スマホを差し込んだままの状態でビルの8階から落としても無事という動画を公開するなど、衝撃に強いのも優れている点の1つです。
筆者が体験してみて感じたのは、とにかく軽くて柔らかいので比較的長時間の使用に適しているということ。10分程の360度動画を視聴してみたのですが、疲れることなく視聴できました。
もちろんAndoroid / iOSと両方のスマホOSに対応していて、123mm~158mmのサイズのスマホを差し込めます。特にiPhoneユーザーで高品質なスマホヘッドセットを探しているという方には、ぜひ体験してみて欲しい製品です。
(参考)
Merge VR Goggles 製品ページ – 株式会社リンクスインターナショナル
http://www.links.co.jp/item/merge-vr-goggles/