銃にスマホを差し込んでシューティング子供でも楽しめるVRゲーム

スマートフォン向けVRヘッドセットを開発・販売するMERGEは、CES 2018にて新製品となるMERGE 6DoF Blaster、及びMERGE Miniを発表しました。それぞれスマートフォンをセットして体験するデバイスとなります。

スマホをセットしてシューティング体験

MERGEは、これまでにウレタン素材のスマートフォン向けVRヘッドセット「MERGE VR Goggles」、マーカーが付いた立方体でARを楽しむ「Merge Cube」などを開発してきました。また、MERGE製品向けのポータルサイト「Merge Miniverse」も運営しています。

1月9日よりラスベガスで開催されている見本市CES2018にて、MERGEは新たな没入型デバイス「MERGE 6DoF Blaster」を発表しました。

MERGE 6DoF Blasterでは、銃の形をしたデバイスにスマートフォンを差し込み、好きな方向へ動かしながら没入型の体験をすることができます。

位置・姿勢を追跡する6自由度のトラッキングシステムを搭載し、スマートフォンの画面を通して見えるVRを動き回ることが可能です。

VRゴーグルを用いないため没入感は低減しますが、酔いや年齢を気にせず、またマルチプレイも楽しめるカジュアルなVRデバイスです。

「私たちは、マス向けの直感的なVRデバイスとして6DoFブラスターを開発しました。位置トラッキング技術を用い、VR体験をユーザーにより現実的なものにします」と、MERGE創立者であるフランクリン・ライノス氏は述べています。

MERGE 6DoF Blasterのソフトウェア開発にはUnityをサポートしており、オリジナルのコンテンツを制作することもできます。またデバイスの製造スペックも公開されているため、他社が独自のMERGE 6DoF Blaster互換製品を作ることも可能になっています。

他にも、MERGE VR Goggleの低年齢向け版として、スマートフォンVRヘッドセット「MERGE Mini」も発表されました。MERGE VR Goggleと同じくスマートフォンをはめて用いるVRゴーグルですが、10歳以上の子供の手や顔にフィットする小型サイズで設計されています。

MERGE Miniは、2018年夏頃に30ドル(約3,400円)未満での販売を予定しています。

Mogura VRは、VRFocusとパートナーシップを結んでいます。