Home » 医療教育にVRを活用しているMedical Realities、日本時間14日22時より大腸がんの手術を全世界に向けてVRストリーミング配信


VR動画 2016.04.14

医療教育にVRを活用しているMedical Realities、日本時間14日22時より大腸がんの手術を全世界に向けてVRストリーミング配信

イギリスのMedical Realities社は、イギリス時間の4月14日13時から、外科手術の様子をVRで全世界にストリーミング配信します。日本時間では4月14日の22時からとなります。

Medical Realities

中継は「VR in OR」というアプリを通して全世界一斉に行われます。スマートフォン向けにはAndroid用とiOS用の二種類のアプリが用意されており、アプリ起動後Google Cardboardなどの二眼VRデバイスで配信を視聴することができるようになります。またGear VRにも対応しており、同アプリはOculusストアからも入手可能とされています。なお公式サイト上ではパソコン向けの配信も行うとのこと。

アプリを起動すると、ストリーミング配信時間になるまではプレビュー動画の視聴ができるようになっています。通信には5Mbps相当のW-ifiを推奨するとのことです。

Medical Realitiesは、VRやARの技術を医療へ、特に手術の訓練へと応用するために活動しているスタートアップです。過去に手術の様子を360度映像で記録できる「The Virtual Surgeon」をリリースするなどしています。また今回のVR配信に先駆けて、実際の手術の様子を収めた360度動画も公開しています。

(※手術の映像のため閲覧注意)

Medical Realitiesによると、今回の中継も教育をひとつの目的としているとのこと。世界に配信される手術は大腸がんの治療を行うもので、ロンドン国立病院で実施される予定です。手術を受けるのはイギリスの70代男性、自身の手術が国際的に配信されることにワクワクしていると語っています。

ゲームにとどまらないVRの活用事例が、次々と登場しています。

(参考)
UK cancer surgery to be live-streamed via virtual reality technology – the guardian
http://www.theguardian.com/society/2016/mar/25/uk-cancer-surgery-live-streamed-virtual-reality

Medical Realities 公式blog
http://www.medicalrealities.com/april-14th-surgery-live-stream-hits-news-headlines/


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード