手を動かして操作 ARヘッドセット「MAD Gaze Vader」Kickstarterで目標達成

AR技術で世界の注目を集めたMagic Leapの「Magic Leap One」計画が明らかになり、またアップルも開発に興味を示している「ARヘッドセット」。一方、クラウドファンディングサイトのKickstarterでは、手の動き(ハンドジェスチャー)で操作ができるARヘッドセット「MAD Gaze Vader」のプロジェクトが登場しています。ヘッドセットを開発しているのは、Dragon Creative社です。

MAD Gaze Vaderはサングラスのようなスマートな外観のARヘッドセットで、内部に透過型ディスプレイを搭載し、現実世界とあわせて情報や3Dモデル表示します。また本体にAndroid OSを搭載し、スマートフォンやPCに接続しなくても動作する「一体型」なのも特徴でしょう。搭載された800万画素の本体カメラでは手の動きを読み取ることができます。

この製品の最大の特徴となる手の動きでの操作です。目の前のスクリーンをまるでタブレット端末の画面のように見立てて、ズーム操作やドラッグアンドドロップ操作、またはファイルの移動などの操作が可能です。

また、空間構造を読み取るSLAM技術を搭載し、壁や床、テーブルなど現実を認識します。

https://www.youtube.com/watch?v=2GZLsI-_RvQ

さらにAR技術を活かしたゲームプレイや、2Dから3Dまでの動画視聴も可能。これらのエンターテイメント機能を利用するにあたって、本体に搭載された透過型ディスプレイの小ささは若干気になるところですが、それでも本体だけでコンテンツが楽しめます。

開発用のSDKはすでに提供が開始されており、Android SDKとUnityの2つに対応しています。音声認識SDKとウィンドウのように情報を展開するウィジェットのSDKも提供されているほか、今後ハンドジェスチャーSDKが2017年12月に、分析ツールのビッグデータSDKが2018年にリリース予定です。

本体には3軸ジャイロスコープや加速度計、磁気センサーや周辺光センサーを搭載しています。操作は手の動作だけでなく、付属するキーボードや別売のゲームコントローラー、またはマイクによる音声認識でも可能です。最大動作時間は5時間となっています。

MAD Gaze Vaderはすでに目標金額を集めることに成功しており、現時点では649豪ドル(約5万5000円)の出資で本体とポータブルキーボードのセットが入手可能。製品の出荷は2018年4月を予定しており、世界各国へ出荷されます。

(参照)
MAD Gaze Vader’(プロジェクトページ)
https://www.kickstarter.com/projects/1491829370/mad-gaze-best-ar-smart-glasses-for-work-and-entert

この記事を書いた人

  • IT・ドローン・宇宙ジャーナリスト/翻訳ライターとしてドローンや宇宙開発、それにスマートフォン・ウェアラブルなどテクノロジー分野まで執筆中。執筆媒体はギズモード・ジャパン、Business Insider Japan、Sorae、FLIGHTS、d.365、@DIME、GetNavi web、乗りものニュースなど。お仕事は@naoki_tsukamotoかnaoki112104850184 at gmail.com まで。
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