Leap Motion社が開発・販売する「Leap Motion」は、何も装着せず手の動きだけでインターフェースを操作することが可能なコントローラーデバイスです。赤外線センサーにより、手の平や指などを読み取り直感的に操作することができます。
しかし、本デバイスのセンサー検出範囲は目で確認することができません。そのため、何度も同じ動きを繰り返さなければならないというシーンがしばしばありました。センサー検出範囲を目で見られたら……。
そこで今回、現実世界に映像を重ねて表示させることができるMRデバイス「HoloLens」を活用したデモ動画が公開されました。
LeapMotionってどこからどこまで検出できるか分かりづらいよね…ってことでHoloLensで検出範囲を可視化。手のオクルージョンができてないけど、PC側からボーン情報をもらえばある程度いけるかなぁ。 pic.twitter.com/HuBxIbWeMW
— NAGAMINE.Keizo 長峰慶三 (@KzoNag) 2017年7月11日
デモ動画を公開したのは、開発者の長峰慶三(@KzoNag)氏。本デモ動画を見ると、目視することができなかったセンサー検出範囲をHoloLensを活用することで可視化できるようになっています。長峰氏によると、緑のサークルはLeap Motionのドキュメントの値を参考に設定しているとのことです。
ノートPCの前に置かれたLeap Motionに合わせてHoloLensのアプリを起動させると
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Leap Motionの検出範囲を緑のサークルで可視化できるようになります。範囲が表示されていると同じ動作を繰り返す必要もなくなりそうですね。
LeapMotionからHoloLensにボーン情報送るのやっとできたー。動画だとズレてるけど実際はもう少し合ってる。DatagramSocketでのUDP通信に翻弄されたん。。。 pic.twitter.com/ZBPDNB86jU
— NAGAMINE.Keizo 長峰慶三 (@KzoNag) 2017年7月13日
また長峰氏は、LeapMotion側からHoloLensへ手の情報を送っているデモ動画も公開しています。これにより、検出範囲の表示と手が重なることなく表すことが可能です。今までは目で見ることができなかった物をHoloLensを活用することで可視化に成功しています。今後の活用事例についても注目したいところです。
なおMoguraVRでは、今回の赤外センサーと同じく目視できなかった「磁場」をHoloLensで可視化する事例についても取材を行っています。