国連、マラリアを防ぐキャンペーンの啓蒙に360度動画を活用

国連は、アフリカで起きている感染症・マラリアを防ぐために展開しているキャンペーン「Nothing But Nets」のプロモーションに360度動画を活用しています。
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アフリカのタンザニアでは、蚊を媒介とする感染症・マラリアが人々の生活を脅かしています。2分おきにマラリアによって子どもたちが命を落としています。

Nothing But Nets」は、マラリアに脅かされる生活を営む人々へ1つ1,000円程度の蚊帳(Net)を送るというもの。世界的に、募金を展開しています。

今回、YouTubeで公開されたのは、タンザニアの難民キャンプに暮らすアミザという11歳の少女を取り上げた360度動画の予告編。動画を通して、彼女の生活を束の間体験することができます。

https://www.youtube.com/watch?v=JaDsQer8XzA

ストーリーの語り方や字幕の出し方など演出にも気を遣っています。

国連は、このような360度動画を使ったVRコンテンツを作った目的を、「体験を通してマラリアという世界的にも問題となっている感染症について認識してもらいたい」、と説明しています。

VRを使って“遠い場所にまるでいるかのように実際に生活を体験する”ことで、体験として世界で起きていることを認識できるようになります。国連基金のレイチェル・ヘンダーソン氏は、米メディアUpload VR取材に対し、「VRによって体験者が事情を認識し、さらに募金を行う確率は、VRを使わない場合と比べて高くなる」、と述べています。

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本編は2016年秋に公開予定。どのような作品になったのか気になるところです。

(参考)
The United Nations Foundation Is Using VR To Show Malaria’s Impact

http://uploadvr.com/united-nations-malaria-vr/

※Mogura VRはUploadVRのパートナーメディアです。

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この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

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    http://www.moguravr.com/writers/