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3Dモデル活用 2017.12.12

大東建託、営業にHoloLens活用 建設完成イメージを実物大で3D表示

マイクロソフトが展開するMRデバイス「HoloLens」は、装着することで空間に任意のデジタル情報を表示させることなどが可能です。

大東建託株式会社は、12月より全国の建築事業部(計17事業部)にHoloLensを配備し、3D建物を用いたプレゼンテーションを行う営業支援ツールとして運用を開始しています。実際に建築予定の建物を見せることで、より分かりやすいプレゼンテーションを行い、土地のオーナーと提案プランイメージの共有化を図るとのことです。

今回の取り組みでは、屋外と室内においての使用が想定されています。

屋外でHoloLensを装着して建物予定地を眺めると、紙媒体などの2Dデータでは理解しにくかった建物の完成イメージを周辺環境の中で立体的に確認できます。実物大スケールで表示することで日当たりなども確認できるとのことです。また、建築現場で開催される現場見学会にて来場者に完成予想建物のイメージ共有などに活用できるとのこと。

実際に建設予定地に行けない場合は、自宅や大東建託の事務所などの屋内にて1/30スケールに縮小した建物を見ることができ、外観デザインなどの確認が行えます。

大東建託は2017年9月より、営業支援ツールの一つとして、首都圏エリアに限定した「HoloLens」の試験運用を開始し、2018年1月からの本格運用を目指していました。約3カ月の試験運用で現場や顧客からの反響が大きく、営業支援ツールとして有用であると確認できたことから、当初の予定を1カ月早め今回の本格運用に至ったとのことです。

また、HoloLensで確認している映像をWi-Fi経由でタブレットに接続することで、周囲にいる人たちも同時に映像を見ることができる取り組みも12月中旬より対応予定とのこと。

(参考)
大東建託株式会社 ニュースリリース
http://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/


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