ロシア 公共の場でVRヘッドセットを被って歩き回っていたアーティストが一時拘束される

モスクワのアーティストであるEkaterina Nenasheva氏は自身が一時逮捕され精神科の病院へ連行されたと主張しています。レポートによると、彼女はVRヘッドセットを外すのを拒んだために連行されたとありますが、彼女の試みは犯罪になるのでしょうか?

VRを使って

近年、VRは社会的な規範、特にVRにおける人と人とのコミュニケーションやプライバシーにについてさまざまな問題が発生しています。Nenasheva氏は公共の場でVRヘッドセットを被り体験することが逮捕の原因となるのかどうか、という問題を扱っているようです。

Euronewsのレポートによると、アーティストであるNenasheva氏は自身のプロジェクト「Between Here and There」の一環でVRヘッドセットを被り、モスクワの街を歩き回り、精神病患者の診療所や学校での日常生活のパノラマ写真を撮っていました。

逮捕時に彼女は警察官から公共の場でバーチャルリアリティを体験するのは固く禁じられているという理由で逮捕されてしまいました。

彼女によると、逮捕時に警察官や担当の役人は彼女へ以下のような質問をしています。
「あなたはどちらの現実にいるのか?社会的な規範を破るのがいいと思っているのか?」

彼らは、彼女のアクションが他の人を傷つけると伝えました。

彼女は、精神科病棟に連行されました。そこで精神科医が彼女のVRヘッドセットを調べ彼女にプロジェクトのことを尋ねました。その後、自分で病院に入院したという書類にサインするように依頼されましたが、彼女は拒否したところ、モスクワの別の病院に送られました。

彼女はバスルームで病院服に着替えさせられさらにプロジェクトについて質問をされました。最終的には、話を聞いた医師が精神科医にかかる必要性はないと判断して彼女は解放されました。

彼女は解放されたのでさらに詳しい詳細が確認できるはずです。彼女の最新の動向及びプロジェクトはFacebookTumblrで公開されています。

(参考)
Russian Artist Arrested for Refusing to Take off Her VR Headset – (英語)
https://vrscout.com/news/russian-artist-arrested-vr-headset/

The original report from Mikhail Levin – (英語)
https://www.facebook.com/mi.o.levin/posts/1593820213962173

MoguraVRはVRscoutとパートナーシップを結んでいます。

この記事を書いた人

  • あつぽん

    日本でMRシステムの開発に携わった後アメリカへ渡り、VR/MRシステムを企業へ導入するための検討・開発に従事。現在は日本在住。

    人間の能力そのものを拡張させるテクノロジー「ヒューマンオーグメンテーション」のコンセプトに惹かれ、その界隈の動向に強い関心を持っています。その中で実用化フェーズにあるVR/MRの盛り上がりをより広い範囲へわかりやすく伝えていきたいと思っています。

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