日本航空(JAL)グループ企業である日本トランスオーシャン航空(JTA)は、2017年11月上旬から就航予定の「ジンベエジェット(ボーイング737-800型機)」で、機内Wi-Fiを用いたVRサービスを開始します。VRサービスの導入により、機内の顧客満足度の向上を図る、としています。
対象となるジンベエジェットでは、機内で無料配布されるVRゴーグルにスマートフォンを装着することで同社オリジナルコンテンツが視聴可能です。VRサービスは、カナダのDiplloid社が開発したブラウザベースで視聴可能なビュアーを採用しており、専用のVRアプリケーションをダウンロードする必要がありません。
ジンベエジェットは、2012年12月から運行を開始しているジンベエザメを機体にデザインした特別塗装機です。JTA創立45周年と沖縄美ら海水族館の開館10周年を記念したコラボレーションで誕生しました。
なお、JALは今年4月に羽田空港国際線サクララウンジにてVR体験エリアを設置し、ラウンジ顧客満足度向上にVRが寄与するか、360度動画コンテンツを用いた実証実験を行っています。実証実験によると、ラウンジ・機内ともに「VR視聴サービスがあれば使用したい」と90%の方が答える結果となっています。
今回の取り組みのように今後、空の旅をしながらのVR体験が増えていきそうです。
サービスの概要
開始時期 |
2017年11月上旬 |
対象便 |
新ジンベエザメジェット、新さくらジンベエが運行する便 |
(参考)
JTA プレスリリース
http://www.churashima.net/jta/company/press/pdf/17016.pdf