AR/VRの普及と利活用が進むにつれ、関連する求人が増加しています。米国を中心にした開発者向け求人プラットフォームのHiredによれば、2019年は前年比で1,400%と大幅にポストが増加。ゲーム関連にとどまらず、大幅に伸びていることが見て取れます。
“桁違いの増加”
このデータは、Hiredが自社サイトにコンタクトしてきた1万社以上の企業及び百万人単位の求職者から得た情報に基づいています。Hiredによれば、AR/VRエンジニアの年収は13万5,000ドル~15万ドル(約1,480万円~1,650万円)程度。今後5年間で、特に採用の勢いがあるとの見込みです。
なお、2019年のゲーミングエンジニアの求人は146%増、セキュリティエンジニアは49%増であり、AR/VRエンジニアの伸長が桁違いに大きい点が分かります。また参考に2018年の人材市場を見ると、伸びが顕著だった求人はブロックチェーン関連のエンジニア(517%増)でした。“旬の技術”がAR/VRへと変わった点がうかがえます。
ビジネスへの拡大が背景か
今回の大幅な増加について、HiredはAR/VRがゲームだけでなく広くビジネス分野でも普及していることの現れだと指摘しています。実際に美容業界や家具販売など、AR/VRを導入する企業は急速に増えています。
AR/VR人材の求人については過去にこちらの記事でも取り上げています。
(参考)Venture Beat