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テック 2017.02.14

ジャパンディスプレイ、AR等へ使用できる高透過率の透明ディスプレイ発表

ジャパンディスプレイは、従来の透明ディスプレイに比べ高い透過率80%となる4.0型透明カラーディスプレイを開発したことを発表しました。

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本開発品は、NTTとパナソニックが共同で開発中の透明ディスプレイを搭載したポータブル端末に採用され、2017年2月16から17日の期間開催されるNTT R&D;フォーラム2017に出展される予定です。

本開発品では、同社による技術を導入することにより、従来のカラー液晶ディスプレイに必須であったカラーフィルターおよび偏光板を取り除くことで、有機ELを使った透明ディスプレイと比較し、1.8倍(同社調べ)となる透過率80%を実現することができたとのこと。

このような高い透過率は、ARなどのデジタルコンテンツと現実世界を同時にクリアーに表示し、一体感のある表現が可能となるようです。この表現を活かし、ショーウィンドーを使った広告、教育、車載用途など新しいディスプレイの使い方を想定しているとのこと。

同社はVR向けの高精細な液晶ディスプレイの開発も進めています。今後、本技術を中型から大型のディスプレイにも展開しながら、2018年度以降の量産開始を目指しています。

開発品の概略仕様

画面サイズ 4.0型
画素数 300(横)×360(縦)
精細度 117ppi
最大表示色 1677万色
透過率 80%

(参考)

高透過 透明カラーディスプレイを開発 – NTT R&D;フォーラム2017に出展 –


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