企業向けのVR用ソフトウェアを開発するIrisVRは、複数の人が離れたところからでもVRでミーティングができる機能を発表しました。
VRでミーティング
IrisVRは企業用に3DモデルをVR内で表示できるソフトウェアを開発しています。
同社が開発しているソフトウェアの中に、『Prospect』という3D建築やデザイン、映像をVR化するソフトウェアがあります。IrisVRは、このソフトウェアの有料版『Prospect Pro』に対応した『Multi-User VR Experiences』というVRマルチプレイ技術を発表しました。
『Multi-User VR Experiences』では、ユーザーはリアルタイムで離れたところにいる複数の人と同じVR空間を共有し、作成した3Dモデルを見ながら説明や打合せをすることができます。
また、HTC ViveとOculus Riftなど異なるヘッドマウントディスプレイでも相互に使用することが可能です。
『Multi-User VR Experiences』は今年中にリリースされる予定です。
VR技術で変わる仕事環境
一般向けにはマルチプレイできるVRコンテンツは数々開発されています。ソーシャルVRアプリ『Altspace VR』では、VR内から友達に電話をかけてVRに呼ぶ機能が2016年に実装されているほか、先日公開されたフェイスブックの『Facebook Spaces』もメッセンジャーでの通話が可能です。
職場での活用を見据えた本格的なソーシャルVRアプリはIrisVR以外にも、WorldVizなど複数のサービスが世界中で開発中です。
VR技術の進歩で私たちの働き方がどのように変わっていくのか今後も注目です。
(参考)
IrisVR Reveals Multi-User VR Conference Call Technology [UPDATED]
https://www.vrfocus.com/2017/04/irisvr-reveals-multi-user-vr-conference-call-technology/ (英語)
IrisVR社 公式ページ https://www.irisvr.com/pricing (英語)