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AR/MR 2019.05.18

iPadで書いたメモを空中にぺたり 画面から取り出してARで張り付ける

インタラクション・UXデザイナーのWu Shengzhi氏が、iPadに書いたメモをiPadから引っ張り出して空間内に張り付けることができるアプリの映像を、自身のTwitterアカウントで公開し話題を集めています。なお本アプリは、VRヘッドセットでARも体験可能にする小型ステレオマッピングカメラの「ZED mini」を使用して作成したとのこと。

画面で作成したメモを3次元に取り出す

まず、iPadに好きなように絵を描きます。

その後、メモをiPadから引っ張り出すようにスライドすると、メモがiPadの外に出現します。Wu氏は、よりリアリティを醸し出すために、引っ張り出す瞬間に少し揺れが入るよう調整したとコメントしています。

取り出したメモは、空間内の好きなところへ張り付けすることができます。

一度張り付けたメモは自由に動かすことも可能です。

このシンプルな操作性は子供でも容易に扱えることができ、Wu氏が実際に6歳の少年にテストを行ったところ、すぐに理解した模様です。

VRヘッドセットでARを体験可能に

「ZED mini」は、VRヘッドセットのOculus RiftやHTC Viveなどに装着して、ステレオカメラを通じて現実世界をリアルタイムに映し出し3D映像を重ねることができます。外部のセンサーが不要で最大15mまでマッピングが可能です。「ZED mini」を制作するSTEREO LABSの公式サイトには、目の前にバーチャルの卓球台を表示し、ラケットを操りまるで本物の卓球をプレイする映像が公開されています。

「ZED mini」の詳しい内容はこちらの記事で紹介しています。

(参考)Twitter(Wu Shengzhi)


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