自動運転車内でVR/ARエンタメ インテルがワーナーと提携

インテルは、ロサンゼルスで開催中の自動車業界イベントAuto Showにてワーナー・ブラザーズとの提携を発表しました。自動運転が「ゲームチェンジャー」になると明言し、車内における没入型のVR/ARエンターテインメントの実現を目指すとしています。

一人当たり年間300時間の時間が生み出される

インテルのCEOブライアン・クルザニッチ氏は、自動運転について「ゲームチェンジャー(大きく革新をもたらす存在)」と見解を示した上で、「自動運転が現実のものとなったら、私たちは車を新しい消費空間と考えなければならい」と述べています。安全な自動運転によって、人々は車に乗っても運転せずに、ただ乗っている人となり、その時間を動画試聴などに費やすようになります。インテルは発表の中でその時間を一人当たり年間300時間と見積もっています。

インテルはこの市場に向けて、ワーナー・ブラザーズとの提携を発表しました。自動運転車内(AV)エンターテイメント体験の実現を連携して取り組んでいくとしています。

AVエンターテイメントとして、インテルとワーナーが構想として描いているのは、テレビや動画といったコンテンツ消費だけでなく、これまでにない「没入感のある体験」です。その具体例としてVR(バーチャル・リアリティ)とAR(拡張現実)を挙げています。

たとえば、VR機能でバットマンが好きな人は車内をバットモービル(バットマンの乗る戦闘車)に仕立て、まるでゴッサムシティを走っているかのようにすることもできます。AR機能を使えば、車を文字通り外界を見る目として使い、現実に広告などさまざまなものを表示することが可能になります。

また、インテルはエンターテインメントだけでなく、安全で正確な自動運転が重要になるとして安全を担保するシステムについても取り組んでいくことを発表しています。

今後、自動運転技術の進化とともに、どのようなVR/ARエンターテインメントが登場するのか期待されます。

(参考)
Autonomous Driving is Today’s Biggest Game Changer / Intel Newsroom
https://newsroom.intel.com/editorials/autonomous-driving-todays-biggest-game-changer/


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この記事を書いた人

  • 慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。VRジャーナリスト。
    VRが人の知覚する現実を認識を進化させ、社会を変えていく無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。VR/AR業界の情報集約、コンサルティングが専門。また、国外の主要イベントには必ず足を運んで取材を行っているほか、国内外の業界の中心に身を置きネットワーク構築を行っている。

    Twitter:@tyranusii