2月22日、InstaVR株式会社は、ウェブベースの VR 作成/配信/分析ツール『InstaVR』からHTC Viveへ出力する機能の提供を開始しました。
VRアプリを素早く簡単に作成することに特化した『InstaVR』
『InstaVR』は、不動産、旅行、教育、社内案内などのVRアプリを作成することができるVRアプリ制作ツールです。Unityなどのゲームエンジンも不要、プログラムコードが一切不要とVRアプリを素早く簡単に作成することに特化しているサービスです。
これまでInstaVRが出力をサポートしていたのは、Android、iOS、Gear VR などのモバイル端末でした。今回のアップデートではPC向けのHTC Viveに対応しました。
長時間の再生ができない、高画質の360度動画
モバイル端末の性能によっては高品質動画を再生できない。高画質動画を再生できてもOSの仕様で4ギガバイト以上のアプリ化が行えないため、15分以上の高画質360度VR動画を同梱できない(36Mbps時)。電池消費が激しいため、連続再生時には常に有線での給電が必要。という問題がありました。
会社案内や社員研修、専門技術者トレーニングなどの VR コンテンツの場合、総ファイル容量が9ギガバイトに到達する、25分を超える長時間の高画質360度VR動画を連続再生することが必要になるため、モバイルVRの品質や容量制限、再生時の電池消費問題は、VRの実利用の障害となっていました。
最高品質・大容量のVR体験の長時間連続再生を実現
今回のアップデートでは、4Gを超える動画をGear VRアプリ外に配置する技術を組み込むことで、上記の問題を解決し、25分を超える長時間の高画質360度VR動画の連続再生を可能にしたとのこと。
InstaVRの HTC Vive 出力機能をいち早く導入した、豊田ハイシステム株式会社ソリューション営業部の、大沢岳人氏は以下のようにコメントをしています。
「新卒採用時に学生が事務所を見学した体験ができる『事務所見学』を、InstaVR を利用し GearVR 向 けに制作しましたが、HTC Vive に対応したことで、より高画質で長時間の視聴が可能となり、体験の幅を広げることができました。」
豊田ハイシステム株式会社のVR事業所紹介コンテンツ
InstaVRは機能制限のある無償版も提供されています。