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テック 2016.12.20

InstaVR、48Kの超高精細なモバイルVR向けアプリの作成を可能に Autodeskのツールもサポート

InstaVR株式会社は、12月20日より、独自開発の新技術による、超高精細3Dキューブマップ360度画像のサポートと、オートデスク株式会社の3Dキューブマップ360度画像が出力可能な製品との互換性を実現、提供を開始したと発表しました。

3Dキューブマップ360度画像とは、立方体型にデータを配置した360度画像です。360度全天球画像の欠点である、画像の底部と頂部に歪みが発生してデータ量が増える、データ量が立方体よりも数十倍大きい球体に貼り付ける必要がある、画像が一連なりになっているので切り出しが難しいという問題を解決することができる、としています。

これまでのモバイルVRアプリで扱える360度画像の最大解像度は、4K程度が限界とされていました。そのため、没入感を妨げる大きな要因となっていました。InstaVRは、独自に新技術を開発することで、この限界の12倍にあたる、48Kの超高精細な3Dキューブマップ360度画像をモバイルVRアプリで利用できるようにし、InstaVRの機能として提供を開始しました。

また、3Dキューブマップ360度画像を出力可能なオートデスク製品との互換性も実現したため、InstaVRユーザーは、3DCGを使用した非常に高精細なVRアプリを約5分ほどで作成できるようになるとのことです。

オートデスク社は数多くの3Dキューブマップ360度画像への出力機能を備えている製品を提供しています。しかし、3Dキューブマップ360度画像を直接読み込めるVRアプリ制作ツールがなかったため、それを使用した高精細なVRアプリを作るのにコストと数週間以上の工数が必要でした。

今回InstaVRが超高精細3Dキューブマップ360度画像の直接読み込みに対応したことで、オートデスク製品で出力された3Dキューブマップ360度画像をInstaVRで読み込み、ワンクリックでさまざまなVRプラットフォームに配信することができるようになったとのことです。

(参考)InstaVR株式会社 プレスリリース

https://www.atpress.ne.jp/news/118248


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