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活用事例 2017.12.07

施設向けVRを手がける英スタートアップ、約2億円を調達

体験施設向けのVRコンテンツを手がけるスタートアップImmotion Groupは、新たに130万ポンド(日本円で約1.96億円)の資金調達を行いました。同社は今後ヨーロッパ、アメリカなど世界の各種施設内にプラットフォームを展開する予定です。

モーションチェアで体感するVR

イギリスのスタートアップImmotion Groupは、体感型のアミューズメントVRコンテンツを開発しています。開発したコンテンツは、VR体験を設置したい施設へと提供しています。

同社のコンテンツでは実際の乗り物のような形をした「モーションチェア」を用い、自社製の没入型コンテンツによって臨場感あふれる体験を実現していることが特長です。

同社は今後ヨーロッパやアメリカへプラットフォームを展開するため、新たに130万ポンド(約1.96億円)の資金を調達したことを発表しました。

また最近では、マンチェスターのCGIハウスStudio Liddell、ロサンゼルスの映像制作会社C2Kなどを買収しています。こうした買収により、コンテンツの精細さが向上されると期待できます。

モールやパークへ展開中

Immotion Group CEOのMartin Higginson氏は、「アミューズメント施設でのVR体験では、視覚だけでない様々な感覚を取り入れ、没入感を高めることができます。チェア型のモーションプラットフォームを用いることで、ユーザーは真に現実から飛び出すことができます」と述べています。

制作したコンテンツは主にショッピングモールやテーマパーク向けに展開するとしており、第一号は12月15日にオープンとなるブリストルのVRStarでリリースされます。

また、フロリダのIAAPAでも採用が決定、ヨーロッパやアメリカでのさらなる受注も確保しています。

(参考)
British VR/AR Startup Immotion Group Raises £1.3 Million / VRFocus(英語)
https://www.vrfocus.com/2017/12/british-vrar-startup-immotion-group-raises-1-3-million/

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