イケア、HTC Viveで体験するキッチンのVRショールームを実験的に公開。フィードバックを募集

家具メーカーイケアは、4月4日HTC Viveを使ってVR内でショールームを見ることのできる実験的なアプリを公開しました。

HTC ViveはPC向けのVRヘッドマウントディスプレイで、最大4m×3mの空間を歩くことができます。そして、手の動きをトラッキングするコントローラーにより、現実と同じように手を動かすことのできるものです。

HTC Viveの発売日は本日4月5日ですが、イケアはさっそくVRの中でキッチンのショーケースを見ることのできるアプリ『IKEA VR Experience』をSteamで無料公開しました。

イケアは、通常の家具屋と異なり、コンセプトに沿って自社の商品を組み合わせた部屋のデザインをショーケースする独特な展示方法を行っています。

このアプリでは、イケアの提案する3種類のキッチンを体験できるというもの。身長は自動的に計測され、VR内で現実と同じ背の高さでショールームを歩き、手に持ったコントローラーで引き出しを開けるといった行動が可能になっています。

イケア

VRならではの工夫として注目したいポイントは2点あります。1点目は模様替え。コントローラーから伸びるパネルを選択することで、キッチンのデザインを瞬時に切り替えることができます。

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また、2点目は視点です。現実のショールームでは自分の身長での視点しか体験することができません。しかし、VRの中では身長の設定を変更することができます。パネルから3才児のような子供の視点を選ぶことで、子供の視点でもキッチンの様子を体験することができます。

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イケア本社のマネージング・ディレクター兼グローバルでサプライマネジメントを担当するイェスパー・ブロディン氏は、「VRの技術は急激に進歩しており、今後5~10年で人々の生活に組み込まれていくでしょう。将来、VRが人々の生活の中で重要な役割を果たすことになると私たちは考えています。例えば、商品を買う前に、様々な種類の家具をVRで試すことになるでしょう」と述べています。

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イケアは今回、VRをどのように活用するか、ユーザーからのフィードバックを得たいと考えて、この実験的なアプリを公開したとのこと。フィードバックをメールで募っています。

メールアドレス: [email protected]

ダウンロードはこちらから。(HTC Viveでのみダウンロード可能です)

(参考)
http://www.ikea.com/us/en/about_ikea/newsitem/040516_Virtual-Reality

この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

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    http://www.moguravr.com/writers/