好きなアイドルやアニメ・ゲームキャラに会いたい、そんな願望を持つ人は多いことでしょう。アイドルはともかく、アニメ・ゲームキャラに会うというのはなかなか難しい話です。しかし、VRでなら話は別。アイドルに近づくこともできれば、こちらを見てくれることも。今回は、VRでアイドル、二次元キャラに会えるコンテンツを紹介します。
二次元アイドルにVRで
アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション
『アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション』は先日発売となったPlayStation VR(PSVR)専用ソフト。
このコンテンツでは、「アイドルマスター シンデレラガールズ」に登場するアイドル達のライブを楽しむことができます。モーションコントローラーのPlayStation Moveコントローラーを使用することによって、「自分がコンサートライトを振っている」という感覚が得られ、より没入感のあるVRライブを楽しむことができます。
コンサートライトの色は自由に設定可能なほか、ライブ中にコンサートライトを持ち変えることができ 、まさにライブイベントで行う行為をそのまま再現することが可能になっています。
また、楽曲に合わせたコールも再現。周囲の観客もしっかり作られていて、より臨場感の高いライブになっています。
初音ミク VRフューチャーライブ
「アイドル」というと少し語弊があるかもしれませんが、「電子の歌姫」こと初音ミクをはじめとするボーカロイドたちのライブをPSVRで見ることができるコンテンツ『初音ミク VRフューチャーライブ』。
3曲構成のライブを、実際に会場にいるかのような臨場感で楽しむことができるコンテンツです。また、舞台背景や舞台装置、衣装のチェンジなど、VRライブならではの演出もあり、現実で行われるライブではできない体験もできるようになっています。
現在、現実で行われているボーカロイドのライブは、スクリーンに映像を投影することによってボーカロイドたちが実際に歌っているように演出しています。最新の投影技術を用いて、映像とは思えないリアルさがあるのですが、自分の取れたチケットが端の席だったりすると、「よく見えない」なんてことも。その点VRライブは、まさに「目の前にいる」感覚を味わえるので、また違った魅力があります。
Hop Step Sing! 1st song
『Hop Step Sing!』は、講談社が展開すVRアイドルプロジェクト。『Hop Step Sing! 1st song』は、その第一弾楽曲『キセキ的Shining!』のライブ映像を収録したコンテンツになっています。
スマホ向けコンテンツなのでライトを振って一緒に盛り上がる、ということはできませんが、ライブ中に背景が宇宙になるなど、VRライブならではの演出がちりばめられています。
スマホとVRゴーグルがあれば、作りこまれたVRライブを体験することができます。また、作詞・作曲・編曲を手がけるやしきん氏はアニソンやポップスを中心に活躍する音楽家で、楽曲としての質も高いものになっています。
リアルアイドルにVRで
EINYME
EINYMEは、アイドル実写映像に特化したVR映像配信プラットフォームです。Google CardboardなどのスマホVRゴーグル、Gear VR、Oculus Riftに対応し、アイドル達とVR空間で触れ合うような体験ができます。
秋葉原で活動するアイドルユニット「アイドルカレッジ」のメンバーの8人とキスやハグ、ポッキーゲームといったドキドキの体験ができます。
スマホで気軽に、PCで高品質にアイドルとのふれあい体験ができます。
SHOWROOM VR
アイドルやアーティストのライブ配信プラットフォームとしておなじみのSHOWROOMは、VR配信サービスとして『SHOWROOM VR』を提供しています。
AKB48やBEE SHUFFLEなど、様々なアイドル、アーティストのVR配信を見ることができます。コンテンツ数も多く、今後もコンテンツを拡大していくとのこと。
また、現在視聴できるのはスマホからのみですが、今後PCからの視聴も可能になるとのこと。今後の展開に期待のプラットフォームです。
a-nation ライブ VR
ドコモが提供するスマホアプリ『dTV VR』では、エイベックスが主宰する大型音楽イベント「a-nation」出演アーティストのVR映像を見ることができます。
倖田來未、AAA、Da-iCE、SKE48、和楽器バンドなど、豪華アーティストのライブ映像が多数配信されています。また、毎週金曜日に配信コンテンツが更新され、順次拡大しています。
ゲームキャラにVRで
舞台『刀剣乱舞』 虚伝 燃ゆる本能寺
人気ブラウザゲーム『刀剣乱舞』を舞台化した『舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺』のVRコンテンツが、PSVR向けに配信されています。
2016年5月東京・シアター1010にて行われた「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」より、劇中歌『勝ち鬨の歌』、『真影の炎』、特典映像として舞台裏の円陣を360°のVRコンテンツ化したものです。
審神者の方にはマストのコンテンツなのではないでしょうか。舞台がVRコンテンツとして配信されたということで、東京ゲームショウ2016で展示された『DMM GAMES VR x 刀剣乱舞-ONLINE- 三日月宗近Ver.体験会』も家庭向けに配信されるかどうかにも注目です。
あんさんぶるスターズ!オン・ステージ
男性アイドルを育成する人気スマホゲーム『あんさんぶるスターズ』を舞台化した『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』のVRライブ映像2曲とバックステージをVR収録した特典映像がPSVR向けに配信されています。
あんスタファンは必見のコンテンツです。
アニメキャラにVRで
キンプリVR
『KING OF PRISM by PrettyRhythm』ことキンプリは、VRプロジェクトを展開しています。
東京ゲームショウ2016では、二人きりのステージでエスコートされ、最後にはプリズムジャンプも堪能できる『シンの握手会&撮影会 from KING OF PRISM for Pretty Rhythm』が展示されていました。
このコンテンツはイベント向けコンテンツとして展開されていて、クロマキー合成による記念撮影もできます。
また、家庭向けには『VRフォトセッション from KING OF PRISM by PrettyRhythm』が展開予定です。
こちらは”エーデルローズから「Over The Rainbow」の写真集の撮影を依頼されたプロカメラマンのあなた(ユーザー)。 どうやら、シュワルツローズと同時発売の写真集で販売数を競っているとか。 プリズムスタァ候補生、シンも加わった撮影会。あなたの腕で「Over The Rainbow」を勝利に導こう!”といった内容。
こちらはPSVR、スマホ向けに配信予定で、PSVR用が来春、スマホ用が今冬にリリースされます。
まだリリース前ということで、今後の動向に注目です。
まとめてみると、すでに多くのコンテンツがリリースされていますが、「二次元キャラに会いたい」という思いからVRに傾倒し始めた筆者としては、もっともっと二次元キャラに会えるVRコンテンツが増えてほしい、なんて思ってしまうところです。今後、こういった「会える」コンテンツがどうなっていくのか、注目したいところです。