グーグルのCardboardの誕生以来、中国ではスマホ向けVRデバイスが数多く登場し、氾濫している状況です。スマホメーカー大手のファーウェイは11月VRヘッドセット「Huawei VR」を公開しました。今回のその使用感をお伝えします。
本レビューは中国のVRメディア87870に掲載されたものです。
外観
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真っ黒なパッケージの正面にあるHUAWEI VRのロゴはシンプルながら高級感があります。
背面には製品の関連紹介で、型式、色、対応するスマホのモデルなどが書いてあります。
パッケージを開けると、全体的に白いデバイスが登場します。
ヘッドセット、取扱説明書、バンド
ハードウェア
の構造
「Huawei VR」の外観は現在主流のGear VRとほぼ同じです。スマホと連結するスロットのデザインも同様。しかし、「Huawei VR」は単一のサイズのスマートフォンでしか使用できず、Gear VRにあるような異なるサイズのスマホのための留め具は付属しません。
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ヘッドセットの頂部にはサムソンGear VRと同様にピントセンサー調節スイッチがあります。右側にはタッチパッド、ボリュームスイッチとバックボタンが備わっています。
タッチパッドの裏側にホックのある箇所はイヤホンジャックです。Gear VRとは異なり、直接ヘッドセットにイヤホンホールを設置し、3Dオーディオを採用しています。
デバイスの裏側には装着センサーが付けられています。このセンサーにより、ヘッドセットをかぶるときだけVRモードが起動し、外したらすぐに停止します。
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顔に接着するスポンジもアジア人の鼻の形に沿ってデザインをされている模様、光漏れなどはありません。
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バンドの部分は「T」型で、使用感は他のスマホVRヘッドセットとほぼ変わらないです。重量は合計392g、対応スマートフォンであるMate 9 Proの重さは約190g、合わせて580gです。さすがに時間が長すぎると重く感じられます。
スマホVRデバイスの画面効果は携帯のスクリーンが決まっていると言っても、光学レンズにより、視野角が違ってきます。「Huawei VR」は、直径50mmを超える非球面レンズを使っており、他のスマホVRヘッドセットで一般使用される35~40mmのレンズに比べて、視野がもっと広がります。視角度は95度とのこと(Gear VRの視野角は101度)。
「Huawei VR」に対応するスマホはHuawei Mate 9 Pro、Mate 9ポルシェ版、P9 Plusの3つです。 Mate 9 Pro、Mate 9ポルシェ版は2K解像度、P9 PlusはフルHDの解像度です。
コンテンツ
Huawei VRのメイン画面、真ん中には公式のおすすめコンテンツ、左には360度静止画、360度動画、ゲーム、2/3D映画がメニューとして揃っています。
実際に使ってみると、VRのストアのコンテンツはほぼ動画ばかりで、ゲームコンテンツは少ないとのこと。VRゲームのクオリティはGear VRと同程度のものもあれば、体験の質が低く感じられるものもあったとのこと。
映画を見る際は、VR内の大シアターで見る形式です。内蔵されている映画は全部無料で楽しむことができます。また、ホームシアターや映画館モデルにかえることが可能になります。
このほか、初めて3D音声技術を使った「Huawei VR」は実際に体験してみたところ、どんなに頭を回すとしても、没入感は依然として強いとのこと。
使用して気になった点としては、長時間使用によりスマートフォンがかなり加熱するとのこと。87870.comのレビュアーは599元(約1万円)という価格分の体験感はできるとしつつ、これからの改善に期待したい、としています。
(参考)
【87硬鉴】不仅仅是世界500强 华为VR眼镜上手评测
http://news.87870.com/xinwennr-17681.html