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VIVE 2017.04.27

「VRで好きなものを追跡できる」Viveトラッカー、新たな活用例やチュートリアルを追加

HTC Viveは、Viveトラッカーを利用したコンテンツの制作事例やUnity/UE4での活用方法など、トラッカーを利用する手引きを新たに公開しました。

スマホとトラッカーを組み合わせ、周囲の人も参加できる

HTC Viveと組み合わせて、取り付けたものをなんでもトラッキングできるようになるアクセサリー「Viveトラッカー」。現在日本国内でも販売されており、バットにつけてスイング体験、全身につけてモーションキャプチャーなど、様々な活用方法が考えられるViveアクセサリーです。

今回紹介されているプロジェクトの一つ、Master of Shapesによる『Mobile Room-Scale』は、Viveを利用する人とは別の人も、スマートフォンを通してVR世界に入り込めるものです。

デモ動画の『Cover Me!!』では銃型のコントローラーにスマートフォンとトラッカーを取り付け、銃の位置を追跡しながらスコープを通して世界が見えるといった、クロスプラットフォームでのマルチプレイが実現しています。

 

トラッカーのピンを利用して入力を取得する方法も紹介

もう一つMaster of Shapesが手がけた『Virtual Graffiti』は、トラッカーのクリエイティブな側面に注目したスプレー缶落書き体験です。

トラッカーのGPIOピンを活用する方法も解説されており(UE4)、3Dプリントによるアクセサリの制作からエディター上での接続方法までを学ぶことができます。

 

最後の一つはTwo Bit Circusが制作するVRゲーム『Piñata Party!』です。

このゲームでは、手に持ったバットと天井から吊り下げたぬいぐるみにトラッカーを取り付け、VR空間でぬいぐるみを殴りつけながら実際にもリアルなフィードバックが得られるという体験を実現しています。

 

また、MRビデオ制作をより強化するものとして、Viveトラッカーが録音を認識できるようにするツールもHTC Viveよりリリースされています。

(参考)
VRFocus / HTC Vive Releases New Tracker Project Code And Tutorials To Tinker With(英語)
https://www.vrfocus.com/2017/04/htc-vive-releases-new-tracker-project-code-and-tutorials-to-tinker-with/

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