ValveのVRヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」を使ったゲームはどんなものになるのか?

5月9,10日、アメリカでValveのVRHMD「HTC Vive」を使ったVRコンテンツを制作するゲームジャムが開催されました。

HTC Viveは、ゲームメーカーでもあり、世界最大のPCゲームプラットフォームSteamを運営するValve社が開発中のVRヘッドマウントディスプレイです。今年中に発表すると報じられています。性能はOculus Riftとほぼ同等ですが、プレイヤーの位置を認識するためのベースステーションを部屋に設置し、15フィート(約4.5m)四方の動きを認識するシステムが特徴です。

性能等の紹介はこちらの記事をご覧ください。

「HTC Vive」の一般発売は2015年下半期。Valveが提供するSteam VRに関する情報が公式サイトでも公開

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今回の、ゲームジャムはVRコンテンツを開発しているOwlchemy Labsが主催し、ゲームエンジンを提供するUnityやEpic Gamesなども協賛してアメリカのオースティンで開催されました。

制作された作品を2つ紹介しましょう。どちらの作品も、HTC Viveの特徴である認識システムをうまく活用していること、またコントローラーも含め認識の性能がかなり正確なことを伺わせます。

Colonel Apple Pie Jones


エレベーターのある部屋でゲームがスタート。各部屋で目的を達成し、エレベーターに入って階を上がっていくことになる。VR内でも「部屋」というあえて狭い空間を設定することで、トラッキング装置認識範囲を十分に活用しています。

Cyber Snake


光の玉を操って、ゴールを目指す3D迷路。手にもっているコントローラーの先がVR内では光の玉になっており、VR空間内を歩いたり、しゃがんだりしながら光の玉を導いていきます。開発に関わったチームでは、「1つのステージをクリアした後に、背後に新たな迷路(世界)を出現させると、現実のことを忘れ、あたかもVR空間にいるような感覚になる」


(参考)

SteamVR「HTC Vive」公式サイト(日本語)
http://store.steampowered.com/universe/vr/

VR Devs Experiment With Virtual Locomotion at HTC Vive VR Jam in Austin -Road to VR(英語)
http://www.roadtovr.com/vr-devs-experiment-with-vr-locomotion-at-htc-vive-vr-jam-in-austin/

この記事を書いた人

  • 慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

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