2019年9月17日、HTCの新CEOに、フランスの大手電気通信事業者OrangeのEVPであるYves Maitre氏が就任しました。HTCは、Maitre氏の就任を「次世代通信規格5GやAI、XR(※)の推進のため」としています。
(※XR……ARやVR、MR等の総称)
今回の決定に伴い、HTCのCEOを務めていたCher Wang氏は同職を退任。HTCによれば、Wang氏は退任後も同社役員会に留まり、“未来の技術に集中する(focus on future technologies)”とのこと。
2005年にHTCのVPとして入社、2019年にCEOへ
Yves Maitre氏は過去14年間に渡ってOrangeで役職を務めており、2013年から2019年までは、Orange社のコンシューマー機器・パートナーシップ部門におけるEVPとして業務を行っています。HTCには、2005年にデバイス部門のシニアVPとして参加。Androidスマートフォンの展開に寄与しました。
Maitre氏は今回のCEO就任について、以下のようにコメントしています。
HTCは長い間、新技術開発の先頭に立ち続けてきた企業であり、私は役員会によってHTCを次のフェーズへと導く人物として選出されたことを喜ばしく思います。
HTCは、世界中でモバイル業界とXRのリーディングカンパニーであると認識されています。私はHTCの従業員や顧客の皆様、投資家の方々と共に、5GとXRを成長させていく事に、非常にやりがいを感じています。
我々はコンシューマー向けの最良のハードウェアを製造するだけではなく、彼らが容易に管理し、展開できるサービスも作り上げることができる体制への移行を継続していきます。
(参考)HTC プレスリリース