スマホ向けVRゴーグルのレビューをお届けしている「VRゴーグルレビュー」。第25回は「HOMiDO V2」をとりあげます。
※VRゴーグルレビューとは?
Amazonや家電量販店などでさまざまな種類のものが売られているVRゴーグルは、見た目も価格もいろいろ。実際に体験すると一つ一つのデバイスごとに使用感などが異なります。Mogura VR編集部ではデバイスを実際に一つ一つ検証し、レビューしていきます。
「HOMiDO V2」はAmazonで購入することができます。価格は9,720円。
前世代機である「HOMiDO」は、現在Amazonにて並行輸入品が3,700円で販売されています。「HOMiDO」が小型軽量のモデルだったのに対し、「HOMiDO V2」はフルサイズのモデルになっています。
今回のレビューでは、スマートフォンにSonyの「Xperia Z5」、Appleの「iPhone 6s」を使用します。
充実の付属品と重厚感のある本体
外箱を開けると、まず専用のキャリングケースが現れます。他にもクリーナーや取り替え用のスポンジなどが付属していて、充実した付属内容となっています。
本体は非常に重厚感のある外見になっています。シンプルで堅牢な作りになっていて、値段相応の価値を感じます。9,720円と他製品と比べて少し高めの価格設定なだけあり、付属品の充実具合や本体の堅牢さは他のVRゴーグルと一線を画すものです。
本体上部には焦点距離の調整ダイヤルとタップボタンが搭載されています。タップ操作は様々なアプリで使用するので、タップボタンが搭載されているのは嬉しい点です。
画像中央が焦点距離調節ダイヤル、左下の銀色になっている部分がタップボタン。
また、本体下部には瞳孔間距離(IPD)の調整ダイヤルも搭載されていて、焦点距離と瞳孔間距離を自分に合った距離に調節することで、より鮮明な映像を得ることができます。
前面の蓋を開けると、蓋の裏にスマホ固定用のホルダーが付いています。4〜6インチのスマホに対応していて、3つの爪でしっかりと固定することができます。
心地よいスポンジで装着感は良好
顔側に取り付けられたスポンジは適度な柔らかさで、装着した際の感触はかなり良いです。長さを調節可能なヘッドバンドと合わさり、快適な装着感を得ることができます。
また、映像は非常に美しく、視野角は103度と新型Gear VRよりも高くなっています。汎用スマホVRゴーグルにありがちな「視野角は広いがベゼルなどが視界に入ってしまう」といったこともなく、非常に高い没入感を得ることができます。
本製品は、9,720円と比較的高価な部類のゴーグルになっていますが、Gear VRにも勝る視野角や快適なスポンジ、キャリングケースなどの充実した付属品と、値段以上の価値を感じるものです。また、購入から1年間の保証も付いているので、「多少高価でもしっかりとしたゴーグルが欲しい!」という人は要チェックです。