VRやMRなどの技術により、空中に自由に絵を描くということも可能になります。
オランダのVRコンテンツ開発会社Capitola VRは自分の指を使って目の前の世界を落書きできるHoloLens向けアプリ『HoloDoodle』のプロトタイプを開発しました。
落書きアプリ『HoloDoodle』とは
Capitola VRはオランダ・アムステルダムに拠点を置くVRコンテンツ開発会社で、社員はVRやARコンテンツのアイデアがあれば、仕事時間の一部をその自分が考えたコンテンツ作りに使うことができるという社風がある会社です。
今回、Capitola VRは現実の目の前の世界と3Dのホログラムの世界を融合させてMR(複合現実)を見せるデバイスHoloLens向けに、目の前の世界を自分の指を使って落書きできるアプリ『HoloDoodle』を開発しました。
『HoloDoodle』では、ユーザーはまず色やペイントの太さなどを指で選び、そして、指の先に現れるカーソルをつまんで動かすことで空中に落書きすることができます。間違えたり、新しいペイントをしたい場合”やり直し”ボタンや”クリア”ボタンもあるので、何度も何度も楽しむことできます。
『HoloDoodle』は現在プロトタイプの段階とのことで、一般利用が可能になるのが楽しみです。
増えるVRお絵かきツール
HoloLensを使ったお絵描きアプリは『HoloDoodle』が初ですが、空間に絵を描くと言う点ではVR技術を使ったお絵かきツールが徐々に登場しています。
『Tilt Brush 』は、HTC Viveのコントローラーを使い、VR空間内に様々な線を描くことのできるVRペインティングツールです。他にも、スマホVRであるGearVR向けのお絵かきアプリ『FACEPAINT』もあり、これは周囲360度の空間を、奥行きまで自由に使ってお絵描きができるのが特徴です。
(参考)
HoloDoodle is a HoloLens App That Lets You Draw In The Air Using AR
https://uploadvr.com/hololens-holodoodle-prototype/ (英語)
Capitol VR 公式ページ http://capitola-vr.com/home (英語)