男女ツインボーカル、トリプルギターの5人組バンドHello Sleepwalkersは、最新アルバム「Planless Perfection」の収録曲「ハーメルンはどのようにして笛を吹くのか」の360度動画によるMVをYouTubeで公開しました。
夜のネオンや車の光が重なり合う、まるで万華鏡の様な空間に、同曲の歌詞のテキストが流れるなど、幻想的な映像作品です。PCとスマホから視聴することができ、スマホのYouTubeアプリを使えば、見たい方向にスマホを動かすことで視点を動かすことができます。
この映像作品を制作したのは、全天球映像作家渡邊徹を中心するチーム「渡邊課」とグラフィックデザイナーのサヤメタクミ氏。渡邊課はこれまでにも『水中ニーソ』やアイドルグループGRAZIE4のMV『君にありがとう』等で360度動画を制作しています。
サヤメタクミ氏は本誌にライターとして参加するなど、VRに造詣の深いグラフィックデザイナー。今回のMVは、同氏の提案する「幾重もの街の光を重ね合わせるアート」を映像化した作品です。また、Mogura VR編集部に、以下のコメントを寄せています。
「MVなので、どのように曲の世界観を表現して伝えていけるのかが肝となります。今回、撮影場所に選んだのは新宿。コンセプトアートでは、美しくも様々な表情を持つこの街を‘綺麗’に切り取りました。深くは語りませんが、特にこの街を選んだ事が『ハーメルンはどのようにして笛を吹くのか』という曲のイメージに合っているのではないかと思います。360度映像という事もあり、彼等の曲の世界観に見た人が存分に浸れる事を期待します。」(サヤメタクミ)
SHINJUKU_VR #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
サヤメタクミ氏が2016年1月にアップロードした360度静止画。この写真から今回のミュージック・ビデオにつながりました。
なお、Facebookにも同内容の360度動画が公開されています。