ヘルスケア分野におけるVRの効果や成長に大きな期待

VRは医療分野でも活用が進んでいます。医療訓練にVRが使われたり、痛みや不安から気をそらす医療用VRゲームなど様々な事例が登場しています。

今回、ヘルスケア分野の調査を行う企業Kalorama Information社は、ヘルスケア分野におけるVRの効果や成長についての調査レポートを発表しました。

ヘルスケア分野におけるVRの効果や成長

Kalorama Informationの調査によると、2012年の525百万ドル(約 577億円)だったヘルスケア分野におけるVRの市場規模は2017年には推定976百万ドル(約1073億円)になるという結果がでました。

また、VRやAR(拡張現実)は手術、医療教育/訓練、リハビリ、痛み緩和などで特に効果があるとのことです。

手術におけるVR/ARの効果については外科手術において使われるStryker Makoと呼ばれるVRシステムが紹介されています。このシステムでは、リアルタイムで骨の3Dモデルを映し出すことで、骨の除去や削り取りをスムーズに行うことができます。

VRの没入感が傷口の消毒時に痛みを紛らわせるなど、痛み緩和にもつながるということもレポートでは紹介されており、他にも、医療教育や訓練のために企業や病院がVRを導入していることも紹介されています。

日本でも国際医療福祉大学大学院 准教授の杉本真樹医師らが立ち上げたスタートアップ株式会社HoloEyesは、患者の3D-CT画像データから作成された立体的な「VR解剖図」をもとに、VRとMRの両方を駆使し、より直感的な手術に取り組んでいます。

https://www.youtube.com/watch?v=vi3Q3K0DAqw

また、オハイオ州の病院では、VRの没入感を利用し、注射などの痛みや不安を和らげるためのVRゲーム『Voxel Bay』も開発されています。ロサンゼルスの病院では、VRを使った医療訓練はコストも削減でき、よりリアルな手術の経験を得ることができるとVRを使った医療訓練にも大きな可能性が見出されています。

これからもヘルスケアにおけるVRの活躍に期待が高まります。

(参考)
Report Says VR Systems Have Many Uses In Healthcare
https://www.vrfocus.com/2017/05/report-says-vr-systems-have-many-uses-in-healthcare/ (英語)

Kalorama Information社 調査レポート(有料)
https://www.kaloramainformation.com/Virtual-Reality-Augmented-10842101/ (英語)

MoguraVRはVRscoutとパートナーシップを結んでいます。

 

この記事を書いた人

  • Ryo

    いろんな言語を勉強している言語オタクです。VRにも興味があるからVRオタクです。でもゴールデンレトリバーも好きだからゴールデンレトリバーオタクでもあります。VRにはゲーム以外にも教育や福祉、医療などでも大きな可能性があると思います。そんなVRを様々な側面からわかりやすく紹介できるようのほほんと頑張ります。

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