有志の手によって開発されてきた『Half-Life 2』VR化MODがSteam Greenlightを通過し、Valve公認としてSteam上でリリースされることが決定しました。
人気FPSが最新のVRに対応
『Half-Life 2』はValveが2004年に発売したファーストパーソン・シューティング(FPS)で、ストーリーやパズル要素の自由度などが今でも根強い人気を誇っています。
その人気から2013年には有志の手によって同作のVR化MODが開発されており、当初はOculus Rift DK1とハンドコントローラーであるRazer Hydraによって動作していました。
Steam上でのリリースに向けてGreenlightに登録した同MODは、わずか4日でプログラムを通過。Greenlight通過時には約16,000人からの投票、約95%の賛同を得たと発表しており、本作の人気、またVRへの期待の高さが伺えます。
無料で配信予定
MODチームは外部のMODであったこれまでに比べて、アップデートや配信が容易になると言います。
同MODは名称を「Half-Life 2:VRパッケージ」と改め、Oculus Rift、HTC Vive対応タイトルとして無料での配信を予定しています。なお、プレイには別途『Half-Life 2』本編を購入する必要があります。
VRの視界で作品世界に没入できるだけでなく、ハンドコントローラーへの対応や、UIをVR向けにするなど、よりVRタイトルとしての遊びやすさを強化しています。FPSのVR対応ということで、移動時の酔いには注意したいところです。
チームは今後、以下のアップデートを行うとしています。
- HDR照明
- エフェクト、テクスチャ、モデル、マップのリマスタリング
- VR向けに最適化されたUI
- 武器のリアルな相互作用
- 複数のVRでの移動方法
またチームは現在、グラフィックやプログラムの経験を持つ有志のボランティアを募集しています。
(参考)
Road to VR / ‘Half-Life 2: VR’ Mod Gets Green-lit on Steam in 4 Days(英語)
http://www.roadtovr.com/half-life-2-vr-mod-gets-green-lit-steam-4-days/
VRFocus / Half Life 2: VR Mod Meets Greenlight Goal(英語)
https://www.vrfocus.com/2017/05/half-life-2-vr-mod-meets-greenlight-goal/
Mogura VRは、Road to VR、VRFocusとパートナーシップを結んでいます。